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2025年12月5日更新

深刻化する不登校の現状：過去最多の数字が示す現実

「１年近く学校に行けていないし、高校受験が心配…」
「うちの子、学校にも行かないで毎日ゲームばかり…」

私たち家庭教師のえーるには、このように不登校でお悩みのご家庭から多くのご相談が寄せられています。以下は、文部科学省が公表した不登校の実状です。

【年々増え続ける不登校の児童生徒】
文部科学省が公表した「令和５年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」によれば、2023年度（令和５年度）の全国の小中学校における不登校児童生徒数は、前年度比15.9％増の34万6,482人に達しました。この数字は11年連続で過去最多を更新しており、不登校の問題が年々深刻化していることがわかります。

特に、小学生の不登校者数がこの10年で約5倍に増加し、不登校の低年齢化も問題になっています。

参照：文部科学省「令和５年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」

学校に行けない本当の理由：心身の不調と悪循環

不登校と聞くと「甘え」「サボり」のようなイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、そうとは言えません。

実は、学校に行けない理由は、心と体の限界や、勉強についていけないことからくる自信の喪失が隠れているかもしれないんです。

生徒の７割が訴える「心身の不調」

文部科学省の調査においても、不登校の児童生徒の約7割が体調不良や不安・抑うつなど、心身の不調を訴えていることがわかっています。私たち大人は、まずはお子さんの話をしっかり聞き、苦しみに寄り添ってあげることが大切です。

不登校の悪循環を断ち切る

「どうせ自分にはできないから…」
「わからへんし、無理…」

この自信喪失こそが、不登校から抜け出すのを困難にします。不登校が長引けば長引くほど勉強の遅れも大きく膨らみ、ますます学校に行きづらくなり、悪循環に陥ってしまうのです。

この悪循環を断ち切り、「自分にもできる！」というポジティブな気持ちを持ってもらえるよう、周りがサポートしてあげないといけません。

えーるの「心の成長を支える４つの安心サポート」

私たち家庭教師のえーるは、不登校のお子さんに、決して「学校に行こう」とプレッシャーをかけたりしません。

「ゆっくり」「優しく」「ちょっとずつ」を意識しながら、お子さんが少しずつ自信を取り戻せるようにサポートします。

サポート①：心の声に寄り添う先生との関係づくり

えーるの先生はみんな大学生です。お子さんと年齢が近く　お兄さん・お姉さんのような存在なので、安心して勉強してもらうことができます。

勉強はもちろん、勉強以外のお悩み相談をしてくれるお子さんもいます。

サポート②：遅れを気にせず基礎から立て直す学習計画

不登校のお子さんが、学習の遅れからくる不安を解消するには、これまでの苦手をやり直すことが最も効果があります。私たちえーるは、お子さんの、過去の苦手な部分を何学年でもさかのぼり、基礎の基礎から丁寧に教えます。

サポート③：家庭で継続できる「小さな成功体験」の積み重ね

特に、「集中力がない」というお子さんには、誰でも集中できる15分程度の短時間学習から始めます。この、小さな目標をクリアしていくことで、「自分にもできる！」という自信を回復することにつながります。

サポート④：生活リズムを整え、登校への土台作り

えーるでは、不登校のお子さんが将来的に学校や社会へ復帰するための土台として、生活リズムの改善を意識したサポートをします。家庭教師がお子さんと一緒に学習計画を立てていき「勉強の時間」を生活の一部に組み入れ、無理なく生活リズムを整える手助けをします。これにより、昼夜逆転の改善など、登校に向けた一歩を踏み出す力を養います。

>>不登校の原因と相談事例・対処法

不登校の子の心のケアと無理なく進む環境づくり

私たちえーるでは、お子さんの自主性を育てながら、一歩ずつ前に進むため、以下のように「安心感」を優先して指導しています。

気持ちを尊重

お子さんの気持ちを尊重しながら、同じ目線で受け止め、決して無理強いはしません。

質問しやすい関係づくり

質問が苦手というお子さんにも、「わからない」「もう一回教えてほしい」と気軽に質問できる関係性を作ります。

焦らない姿勢

周りの大人の焦りは、子どもにも伝わります。私たちは、「ゆっくり」「少しずつ」進むことが、結果的にお子さんが早く立ち直る道だと知っています。焦らず、じっくり見守る姿勢を大切にします。

ご家庭の声：短時間学習で自信を取り戻した中学2年生の事例

息子は中学１年の秋から学校に行けなくなり、昼夜逆転の生活が続いていました。親は『このままでは高校進学できなくなる』という焦りばかりで、反抗期に入った息子にどう接していいか分かりませんでした。そんな時、知人の紹介がキッカケで、えーるさんで家庭教師を頼むことになり、大学生の先生が教えにきてくれました。

先生は、生活に「夜の〇時は勉強時間」という明確な区切りを作ってくれました。以前は、夜になるとテレビをみてダラダラ過ごすことが多かった息子でしたが、先生が来ない日の学習計画も立ててくれるおかげで、少しずつ勉強する習慣がついてきました。先生は一つ前の学年の基礎から丁寧に復習してくれて、息子も「ここは大丈夫」「ここはわからへん」と言いやすい空気を作ってくれています。

以前はYouTubeやゲームで夜更かしする生活を送っていましたが、最近は徐々に学習習慣が定着しただけでなく、だんだん寝る時間も早くなってきました。週1回の指導で、生活リズムがこんなにも変わるとは思っていなかったので、先生には本当に感謝しています。」

中学２年生Ⅿくんのお母さんより

不登校のお子さんに開かれた「高校進学」の選択肢

不登校のお子さんをもつ親御さんの多くが最も気にされているのが「高校への進学」です。

近年、お子さんの学習状況や生活のペースに合わせて学べる学校が増えてきました。えーるでは、お子さんの状況に合った高校に合格できるように、一緒に頑張っていきます。

① 全日制高校

公立高校を受験する場合は、出席日数などを含む内申が大きく影響します。そのため、不登校のお子さんの場合、私立高校を選択される方が比較的多い傾向があります。

② 定時制高校

定時制高校の授業は、昼から夜にかけて行われることが多いため、生活リズムが乱れがちな不登校のお子さんも、時間的に柔軟な通学が可能です。

③ 通信制高校（サポート校含む）

通信制高校は、毎日登校する必要がなく、スクーリングといって、決められた登校日に行けばOKです。登校に対して抵抗があるお子さんや、自分のペースで勉強を進めたいお子さんにはピッタリの学校です。

最後に：私たちがお届けしたい「変化」と「喜び」

えーる坪井

こんにちは！家庭教師えーるの代表の坪井です。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

私たち家庭教師のえーるは、これまで多くの不登校や勉強で苦しむお子さんを指導してきましたが、ほんのちょっとのキッカケで前向きになり、大きな成果を出してくれた子はたくさんいます。

不安を解消！不登校サポートに関するよくあるご質問 (Q&A)

【学習回復】長期間学校に行けていませんが、学習の遅れを取り戻したり自信を回復させることはできますか？

はい、えーる独自の「戻り学習」で、つまずきの根本から自信を回復できます。

長期間学校を休んで生じた学習の遅れによって、お子さんの「どこからわからないかわからない」といった不安につながっているケースがよくあります。私たちえーるでは、まずお子さんの現在の学習到達度を把握したうえで、つまずきの原因を一緒に見つけて丁寧に指導します。例えば、中２のお子さんでも、必要に応じて中１の単元に戻って、苦手の根本からやり直します。それによって、これまでお子さんがモヤモヤしていたものが取り除かれ、この成功体験によって「自分にもできる」という自信が持てるようになっていきます。

【生活リズム】昼夜逆転の生活を送っていますが、指導時間を柔軟に合わせてもらえますか？

はい、お子さんの生活リズムに合わせて、指導時間を気分や体調に合わせて柔軟に対応します。

不登校になると生活リズムが乱れやすく「お昼頃まで寝ている」といったお子さんも珍しくありません。えーるの家庭教師は、夕方まで授業がある大学生がほとんどです。そのため、活動しやすい時間帯が「夕方～夜間」というお子さんに指導時間がピッタリです。もちろん、お子さんの体調や気分が優れない日は、別日に振り替えたりと、柔軟な対応が可能です。お子さんの生活の中に「勉強の時間」を組み入れ、無理なく規則正しい生活がおくれるように家庭教師が優しくサポートしていきます。

【人間関係】ずっと引きこもり状態で人見知りが激しい子なので、初対面の先生と打ち解けられるか心配です。

はい、「焦らない姿勢」を大切に、安心できる第三者としてゆっくり信頼関係を築いていきます。

私たちが現在教えている、不登校や引きこもり状態のお子さんの多くが繊細な心の持ち主です。特に人見知りの傾向がある場合、初対面の人と話すことは抵抗があるかもしれません。そんな繊細なお子さんにえーるの先生は、まず「好きなアニメや音楽」「ハマっているゲーム」「応援しているスポーツ選手」といった、今一番ホッとな話題から入り、少しずつ緊張をほぐしていきます。先生がお子さんにとって、「お兄さん・お姉さんのような存在」となり、勉強以外のお悩みや、親御さんには言いにくいことも相談できる「安心できる第三者」となります。このように、人見知りのお子さんでも安心して心を開けるように、「焦らない姿勢」で、根気よく接していきます。

【登校サポート】登校ペースが不安定（五月雨登校）な子にはどのようにサポートしてくれますか？

学習への不安を解決させることにより、登校への意欲をゆっくりと間接的に高めていきます。

不安定な登校（五月雨登校）は、「特定の科目や単元が苦手な日だけ登校しなくなる」といった、学習不安から来る行動が多くみられます。私たちえーるでは、こういったお悩みを解消するため、苦手の原因である、「過去のつまずき」を一緒に見つけて解消します。お子さんが、「この授業ならいけそう」「この科目はわかる」と思えるように丁寧に指導します。お子さん自身が「学校に行っても大丈夫」という前向きな気持ちになるまで、根気よくサポートします。実際えーるは、「苦手科目を克服したことで出席日数が増えた」という事例が沢山報告されています。

【進路・目標】もし学校復帰や受験を希望する場合、対応してくれますか？

はい、学校復帰から高校受験まで、お子さんの目標達成に向けてしっかりサポートします。

志望校や、将来の目標などが決まっているお子さんには、その目標に向けて一緒に対策を考え、必要な学習を指導します。特に高校受験に必要な、「内申対策」や「入試に必要な教科書の理解」をメインに、志望校合格に向けてお子さんをサポートします。また、学校復帰を目標とするお子さんへは、苦手の克服や基礎学力のアップを最優先に、提出物のサポート、次に受ける予定のテスト対策なども行っています。もし、「まだ進路が決まっていない」というお子さんには、全日制、定時制、通信制など、多様な選択肢の中から、お子さんに合った進路を見つけるため、先生の視点からアドバイスすることもできます。