「子供にスマホを持たせた途端成績が下がった」
「時間さえあればスマホを触って一切勉強しない」
「ごはん中も、スマホが気になり触ってしまう」
「スマホで夜更かしが続き、遅刻や欠席が増えた」
私達えーるには、ここ数年でこのようなスマホ関連のご相談が多く寄せられるようになりました。
モバイル社会研究所(NTTドコモの社会科学系の研究所)が2023年11月に実施した調査によると、小学5年生で4割以上、6年生で6割以上、中学1年生、2年生で7割以上、中3になると8割以上の子供がスマホを所有しているという結果がでました。このような結果からも、スマホは大人だけでなく、小・中学生にとっても欠かせない物の一つとなっているようです。
そんな沢山のお子さんが所有するスマホですが、中学生の学力低下の原因になり深刻な問題になっています。
そこで、本記事では、よくあるスマホに関するお悩みや原因・対処法についてお話しします。
25年で10,850人の勉強の苦手なお子さんを指導してきました、家庭教師えーる代表の坪井にお任せください!
こんなページも見られています。
【中学生】勉強嫌いになる4つの原因とご家庭で出来ること
よくあるスマホ関連のお悩みトップ3!
ここでは、家庭教師えーるに多く寄せられるスマホ関連のお悩みをランキング形式で発表します。もしこの中のどれかに当てはまっていたら要注意です。
1位 時間さえあればスマホばかり触って勉強しない
- 「宿題する」と入った部屋をのぞくとスマホゲームをしていた
- TikTokやInstagramばかりみて勉強はいつも後回し
- YouTube観だすと止まらなくなりいつも親子ゲンカ
2位 スマホを与えた途端に成績がガタ落ちした
- 「勉強も頑張るから」という言葉を信じてスマホ与えたけど一切勉強しない
- 子供とスマホの使用時間を決めたのに全然約束守ってくれない
3位 夜遅くまでゲームをしていて朝起きれなくなった
- 「朝いくら起こしても起きてこないので問い詰めたら深夜までフォートナイトしてたんです」
このように、スマホに夢中になって勉強がおろそかになってしまう子。あるいは、夜更かしが原因で翌朝起きれなくなる子。または、授業中眠くなり勉強に支障が出てしまっている子など…。私達には、スマホに関するお悩み相談が沢山のご家庭から寄せられています。
ここからは「スマホを使用すると学力に支障がある」というお話しについてお伝えします。
スマホを使えば使うほど学力が破壊されてしまう?!
「DS脳トレ」で有名な東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授は、スマホを3時間触ると2時間の勉強がムダになる発表をしました。
これは、2013年に仙台市の中学生を対象に行った生活・学習状況調査結果です。その調査でわかったことは、
例えば、2時間以上勉強して携帯やスマホを3時間以上使用した生徒より、ほとんど家では勉強しないけど携帯やスマホを使わない生徒の方が成績が良い。という驚きの事実です。
つまり、携帯やスマホを使うことによって2時間以上した勉強は全て無駄になるということらしいです。
一般的には、「携帯やスマホを触る時間が長い➡勉強をしない➡その結果学力が低くなる」
このように考える人が多いと思います。しかし、川島教授の見解は違い、勉強をしていないから学力が低くなるのでなく、携帯やスマホを触るから学力が下がるということらしいです。
「携帯やスマホを長時間使うことで、学校の学習に悪影響を与える何かが生徒の脳に与えているのではないか?」と川島教授は次のような仮説を立てました。
あくまでも仮説みたいですが、「一つ目の可能性として、スマホの使用によって、学校の授業で脳に入ったはずの学習の記憶が消えてしまうということ。もう一つの可能性は、脳の学習機能に何らかの異常をきたし学習がうまく成立しない。」このどちらかの可能性があるそうです。
参考
“スマホが学力を破壊する”これだけの根拠 3時間触ると2時間の勉強がムダに | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
さらに、川島教授は、「スマホに多数のアプリを入れている子ほど学力が低くなる」としており、その理由を次のように説明しています。
心理学では、スイッチング(何かに集中している時に妨害が入り、別のことをやり始めること)を何度も繰り返してしまうと、1つのことに集中する時間が極端に短くなる現象(状態)が起こってしまうということです。
つまり、複数のアプリを次々と切り替えて使うことで、注意力が散漫し、学力低下につながるということです。
いずれにしても、携帯やスマホを使うほど学力が低下する可能性が高くなるみたいなので、特に学力を向上させたいという学生は意識しておきましょう。
スマホのしすぎで起こる中学生への悪影響とは?
「授業中ボ~っとしたり居眠りをすることがある」
「目の疲れ・視力の低下・ドライアイになった」
「頭痛・肩こり・自律神経の乱れなど、体調不良を感じる」
「スマホ首、ストレートネック、猫背など姿勢が悪くなった」
私達えーるに相談されるご家庭には、お子さんのスマホ使用による学力低下はもちろん、健康被害の心配をされている親御さんも多いです。そして、その中でもここ数年で急増しているご相談が不登校の問題です。
「毎日スマホで夜更かしばかり。朝起きられずにそのまま不登校になった」
「スマホ中毒で、昼夜逆転して遅刻や欠席が多くなった」
このように、スマホ依存が強くなっていき、次第に不登校になってしまうお子さんについてのご相談も増えました。
- LINEで毎日何時間もおしゃべりする
- TiKTоKに夢中になり一切勉強をしない
- オンラインゲーム始めると終わりがこない
- YouTubeで夜更かしが続いて朝起きれない
スマホには魅力的なアプリが沢山あり、ゲームやSNSに夢中になってしまうお子さんに、多くの親御さんが頭を悩ませているようです。
特にまだ自己のコントロールが難しい時期のお子さんは、一度スマホ依存症になると、そこから抜け出すのは簡単ではありません。
アメリカのユタ州では、SNSに親の同意取得義務?!
アメリカのユタ州では、交流サイト(SNS)の運営企業にユーザーの年齢確認を義務付け、18歳未満に対して親の同意なしにアカウント利用を許可することを禁じる法案が成立したとメディアが報じました。(この法案は2024年3月から発効する予定) 州法では、未成年者のアカウントについて夜間の特定時間帯の利用を禁じ、投稿を管理するなど、権限を親に与えることも企業側に求める。としています。
中学生がスマホとうまく付き合う方法
ここからは、お子さんがスマホと上手く付き合っていくための方法を2つお話しします。
スマホ使用のルールを決める
お子さんがスマホを使うことになったら「スマホに関するルール」を親子で一緒に決めておくことが大切です。
ここでは、えーるの、ある生徒さんが現在実践中のスマホルールの例をご紹介します。
【宇治市在住 中1 K君のスマホルール】
- スマホを使う前に宿題は終わらせる
- 平日の使用時間は1時間以内
- 食事中、勉強中、就寝時は親が預かる
- これらの約束を破った場合1ヶ月使用禁止
これを見て「少し厳しいのでは?」という意見や「これくらいが妥当」と意見が分かれるかもしれません。いずれにしても、こういったルールを最初に決めておくことはとても大切なことです。その時に、親子ともに納得できるルールづくりをすることが重要です。
スマホ以外に没頭できる何かを見つける
スマホばかり触ってしまうのは、もしかすると没頭できるものや夢中になれることがないからかもしれません。もし、お子さんに打ち込めるスポーツや、没頭できるような趣味があったとしたら、スマホを触る時間は減るでしょう。
お子さんが夢中になれることを親子で一緒に見つけて、それを応援してあげましょう!
もちろんそれが勉強であれば尚良いですが、なかなかそうはいかないものです。
しかし、どうして勉強だけは避けてしまうのでしょう?
実は、勉強を避けてしまう原因の多くは勉強のやり方が分からないことが影響しています。
もし、勉強のやり方がわかるようになると、授業が理解できるようになって成績も上がります。勉強へも前向きになり、今より楽しく感じるはずです。そうなれば、必然的にスマホを触る時間は減っていくはずです。
お母さんのお悩みやえーるへの相談事例
ここでは、実際にえーるの生徒が、スマホ依存を克服し、勉強するようになったお子さんの実体験をご紹介します。
中学2年生Aくんの事例
Aくんは、学校の連絡手段としてでLINEを使うことになりスマホを買ってもらいました。前から欲しかったというスマホが手に入ったAくんは、お母さんに内緒でゲームのアプリをダウンロードしました。
毎晩家族が寝静まった後、ゲームに没頭して日に日にゲーム時間は長くなり遅刻と欠席が増えていきました。
そして、夏休み明けて2学期から完全に不登校になってしまったそうです。
学校にも行かず、毎日ゲームばかりしている子供が心配になったお母さんが「今のままでは高校行けないだろうし、引きこもりになったら困るので…」と、えーるで家庭教師を申し込まれました。
数日後指導が始まり、担当の先生はAくんにまず勉強のやり方から教えました。その先生との相性が良かったみたいで、先生から出された課題も真面目に取り組み、少しづつ1人で学習する習慣がついてきたそうです。
勉強中はスマホをお母さんに預かってもらい、使用時間も話し合って決めました。
指導が始まってから数ヶ月ほど経ち、指導後にお母さんから「まだスマホを触る時間も長いけど、先生のおかげで、ちょっとずつ切り替えできるようになったと思います。」といった感謝の言葉をいただいたと、先生から嬉しい報告がえーるに届きました。
これからもケジメをつけて今の調子で頑張ってほしいですね。
中学1年生Tさんの事例
中学生になりスマホを与えてもらったTさんは、次第にスマホ中毒になっていきました。
学校から帰ると、TikTokやYouTube、Instagram、ゲームなど、時間さえあればスマホを眺めているそうです。
勉強は塾に週2回行くだけで、それ以外家ではほとんどしていません。お母さんも最初のうちは、「周りがやいやい言っても、本人にやる気がないと意味ないし…」と、子供のやる気を待っていたようです。しかし、何か月経っても状況は変わらず成績は下がる一方。 テストの点数は5教科合計で250点下回ってしまいました。お母さんはこのままではマズイと思い、Tさんからスマホを取り上げることにしました。スマホが戻ってくる条件は「5教科合計で300点超えること」です。しかし、奮起して頑張ると期待していたものの、期待は大きく外れました。家ではテレビや漫画をみていて、勉強はやはり塾の時しなかったそうです。そこでお母さんは思い切って塾をやめて家庭教師をつけることにしたのです。
Tさんの同意を得たうえで家庭教師を始めました。 担当の先生は大学2回生の優しい雰囲気の女性の先生です。Tさんには、その先生の人柄や、教え方が良かったのか、すぐに気に入り、次の指導日が待ち遠しいといつも言っているそうです。先生の「スマホを取り戻すために一緒に頑張ろうね」という励ましもあり頑張るようになりました。
「次先生が来た時に小テストしてあげるからここまで覚てね」 このように必ず課題を出してから帰ってくれるおかげで、「やらないと」という思いで勉強するようになったようです。
そして、テストの日を迎え、戻ってきた点数は300点超えていたので、無事Tさんの元にスマホが返ってきました。
「もうスマホとられないようにしようね」と先生も言ってくれて、今でも勉強は継続しています。「最初は親の方も塾をやめるのは不安もありましたが、あの時決断してお願いして良かったです。」 お母さんからはこのような感謝の言葉をいただきました。 先生も嬉しそうにそう言ってくれました。
家庭教師のえーるは、勉強の楽しさから教えます!
私達えーるは、相性ピッタリの家庭教師がまずお子さんに勉強のやり方から教えて「わかる!」「できる!」という勉強の楽しさを実感してもらいます!
- スマホ依存になって全く勉強しなくなった
- スマホばかりみて昼夜逆転して不登校になってしまった
そのようなお子さんこそ、私たちえーるにお任せください!
やる気が出ない原因の多くは、勉強のやり方がわからないことから起きています。
家庭教師のえーるでは、現在「無料の体験授業」を行っています。
「お子さんのスマホ依存を解消したい!」という方は、この機会にぜひご利用ください!お子さんの成長のキッカケになることを、お約束します。
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