「知能検査を勧められたけど、うちの子発達障害ってこと?」
「周りの子より発達が遅れてるけど、検査って受けたほうがいい?」
「WISC(ウイスク)検査を受けたけど、どんな結果が出るか心配…」
私達、家庭教師のえーるでは最近こういった内容のご相談が増えています。ただ、保護者の方の中には、知能検査を受けさせることに対して不安をお持ちの方もいらっしゃるようです。
そこで、最近よく耳にするWISⅭ(ウイスク)検査についての説明と、WISⅭ検査の結果の活用法についてお話しします。
WISⅭ(ウイスク)検査ってなに?
WISⅭ(ウイスク)検査とは、5歳~16歳までの児童・生徒が対象の知能検査です。この検査では、子供の知的能力を4つの指標に分けて測定し、総合的な知能指数を算出して子供の発育や教育に活かしていきます。
ここから、その4つの指標についてお伝えします。
※最新ではWISⅭ‐Ⅴという検査が出ていますが、ここでは一番使用されているWISⅭ‐Ⅳについて記載しています。
言語理解指標(VCI)
言語理解指標(VCI)は、子供の「言葉の理解力」「表現力」「思考力」「言語的習得知識能力」などを測る指標です。
基本的な下位検査では類似・単語・理解を行い、補助下位検査では知識・語の推理で調べます。
例)相手の言っていることを理解するのが苦手だという子や、言いたいことをうまく表現できない子は、言語理解指標が低い可能性があります。
知覚推理指標(PRI)
知覚推理指標(PRI)は、「視覚から得た情報を推理する力」「見たものへの理解力」が分かります。
基本下位検査では積木模様・絵の概念・行列推理。補助下位検査では絵の完成で調べます。
例)整理や物の配置が苦手な子。図表や絵をみて理解するのが難しいという子。話しをまとめるのが苦手な子も、知覚推理指標が低い可能性があります。
ワーキングメモリー指標(WⅯI)
ワーキングメモリ指標(WMI)は「耳で聞いた情報を記憶したり処理する力」が分かります。
基本下位検査では数唱・語音整列。補助下位検査では算数をします。
例)会話中の情報を覚ておくことが苦手だったり、会話がかみ合わずコミュニケーションがうまくとれないという子は、ワーキングメモリーが低い可能性があります。
処理速度指標(PSI)
処理速度指標(PSI)は「視覚的な情報を迅速かつ正確に処理する能力、同時に作業する能力」を測る指標です。
基本下位検査では符号・記号探し。 補助下位検査では絵の抹消で調べます。
例)同時に複数の作業をこなすのが苦手で、一つのことしかできない子。視覚的な情報を記憶したり処理することが遅い子は、処理速度指標が低い可能性があります。
全検査IQ(FSIQ)
「言語理解」「知覚推理」「処理速度」「ワーキングメモリー」
これら4つの指標の合計得点のことで、総合得点が「全検査IQ」と表され、全般的な知的な発達を調べることができます。
どんな子がWISⅭ(ウイスク)検査を受けるの?
「うちの子は集団生活が苦手みたいで適応するのがが難しいかも」
「周りの子は普通にできることもうちの子にはできない」
「学校の先生から発達検査を受けるよう言われた」
もし、お子さんにこのようなことが当てはまる場合は、担任の先生と相談の上、WISK検査を受けてみてはいかがでしょうか。
最近は、「学校の先生から『お子さんに一度検査を受けさせてみては?』と検査を勧められた。」といった話しを、お母さんからよく聞きます。WISⅭ検査は、お母さんがお子さんのことを今まで以上に知ってあげられるチャンスかもしれません。お子さんの成長や学習スタイルを理解したり、適切な教育環境を作ってあげるキッカケになるかもしれません。
WISⅭ(ウイスク)検査の結果はどう活用するの?
WISⅭ検査を受ける目的は、子供の特性、知的な強みや弱みを理解してあげて、学校生活や学習環境の改善に役立てたり、円滑にするためです。
「何でいつもそうなのよ!」「みんなと同じようにできないの⁉」と言うとお子さんは自信がなくなっていくかもしれません。そのように周りと違う感覚を持っていることをマイナスと捉えず、それをその子の個性として認めてあげることで前向きに生活しやすくなります。
お母さんもイライラすることが減り親子関係はより良好になりますよね。子供の特性をわかることで、その分野でのサポートを強化したり、また、人間関係のトラブルを未然に防ぐことにもつながります。
WISK検査はお子さんの未来や親子関係をより明るくするための一つのツールでもあるです。
その他の知能検査
知能検査はWISⅭ(ウイスク)以外にも色々な検査があり、それぞれ異なる年齢層や目的に合わせて活用されています。
ここでは、WISC(ウイスク)検査以外の代表的な知能検査をいくつかご紹介します。
WAIS‐Ⅳ (ウェイス)
この検査でわかることは、
- 言語理解
言語的な知識を応用する能力や語彙力、推理して表現する能力などがわかります。
- 知覚推理
視覚情報を取り込みまとめる能力がわかります。
- ワーキングメモリー
聴覚的な情報を正確に取り込み記憶する能力がわかります。
- 処理速度
視覚的な情報を多く正確に処理する能力がわかります。
WISⅭ検査が5歳~16歳までの児童・生徒が対象というのに対して、このWAIS‐Ⅳ検査は16歳~90歳11ヶ月の年齢を対象の知能検査で、世界的にも広く使用されています。
WAIS‐Ⅳは、高齢者の認知機能の評価や知的障害の評価、さらには職業適正の診断などさまざまな目的で用いられています。
WPPSI-Ⅲ (ウィプシ・スリー)
WPPSI-Ⅲは、2歳6ヶ月~7歳3ヶ月の幼児が対象の知能検査です。幼児期の発達段階に応じた能力を測定するため、非常に細やかな配慮がなされた検査内容というのが特徴。特に早期の知的発達の評価に適しており、幼児期の認知能力の強み、弱みを明確にします。
2歳6ヶ月~3歳11ヶ月では4つの基本検査の実施から全検査IQ(FSIQ)、言語理解指標(VⅭI)知覚推理指標(PRI)を、5検査の実施で語い総合得点(GLⅭ)を算出します。
4歳~7歳3ヶ月では、7つの基本検査の実施から全検査IQ(FSIQ)、言語理解指標(VⅭI)知覚推理指標(PRI)を、10検査の実施で処理速度指標(PSI)と語い総合得点(GLⅭ)を算出します。
田中ビネーⅤ
田中ビネーV は、2歳~成人が対象の知能検査です。
2歳~13歳までは「精神年齢」と「知能指数IQ」を」算出し、14歳以上は「偏差知能指数DIQ」を算出します。この検査は、子供の発達段階の追跡や、特別支援教育を必要とする子供への対応を考える際に重要なツールです。特徴は、子供の変化や時代の動きに合わせ、成人の知能を分析的に測定することができる検査です。
この田中ビネーⅤは、日本の文化や教育制度に即した知能検査というのもあって日本人向けの知能検査と言われています。
家庭教師のえーるがお役に立てること
「いつも板書で書き遅れてしまい先生に検査を勧められた」
「うちの子集中力がなくて授業を聞いてないみたい」
最初にもお伝えしましたが、私達、家庭教師のえーるには子供の発達の遅れに関するお悩み相談が急増しています。その原因の一つに、WISⅭ検査という知能検査を受けられる方が増えていることがあります。
集団生活に適応できない子、授業に集中できない子、その他、周りの子は普通にできているような事ができないという子。そういった子は、どうしても勉強に遅れが出やすいです。そんなお子さんにこそ特性に合わせて指導できる家庭教師がおススメです。
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