オンライン授業のメリット・デメリットと失敗しない方法

「うちの子にはオンライン授業は合わないみたい…」
「子どもが対面授業じゃないとわかりにくいと言ってる」

最近このようなオンライン授業についての相談が増えています。便利なオンライン授業ですが、使い方を間違えてしまうと学力格差の原因になりかねません。

本記事ではそんな問題が起こらないよう、オンライン授業の種類やメリット・デメリット、失敗しない方法をお話しします。

これからオンライン授業を検討されているお子さんにとって、向き不向きを見極める参考にしていただけたら嬉しいです。

オンライン学習をしている子
目次

オンライン授業とは?

最近よく耳にするようになったオンライン授業ですが、オンライン授業とは、パソコンタブレットを使い、ZOOMSkypeなどの無料通信アプリで授業をする(受ける)ことです。オンライン授業は、生徒や先生が行き来する時間が省けたり、交通費が0円になることなども人気の秘密です。特に2020年のコロナ禍以降オンライン授業は特別なものでなくなり、一般的な学習スタイルとして定着しています。

オンライン学習3つの種類

オンライン学習といってもさまざまな種類があり、その形式によって授業の受け方や効果が違います。

ここでは、3つのオンライン学習とメリット・デメリットについて見てみましょう。

1. 映像配信型授業

映像配信型授業とは?

先生が事前に録画しておいた授業が配信され、生徒は好きな時間にパソコンやタブレットなどで録画された映像を視聴しながら学習します。

映像配信型授業のメリット

事前に先生が録画しておいた授業の映像を視て勉強していくので、子どものやる気があるタイミングで始められたり、空き時間に授業を受けることができるので効率良く勉強することができます。

また、録画ということもあり、もし、わからないところが出てきた時も何度でも繰り返し視ることができるので、自分のペースで勉強することができます。

映像配信型授業のデメリット

一方通行型である映像配信型授業の場合、質問することができないため、わからないところがそのままになってしまいやすいようです。また、誰にも視られていない環境で勉強することが多い映像授業は、緊張感がなくダラダラしてしまう子も多いようです。 さらに、学習意欲が低い子の場合、「親が横について動画をみせないと自分からしない」と、結局親の手がかかって大変だったという声もありました。

2. 集団LIVE授業(学校・集団塾)

集団LIVE授業とは?

先生が複数の生徒を相手に一斉に画面と通じてリアルタイムで授業をします。人数の多い学校や塾などでよく行われていているオンライン授業です。

集団LIVE授業のメリット

LIVE授業は、先生とコミュニケーションをとりながら勉強できることがメリットです。

映像配信型授業とは違い、先生や他の生徒に見られているという緊張感がある環境なので、勉強へのモチベーションが上がりやすいという子も多いようです。

集団LIVE授業のデメリット

複数の生徒が画面を視ているため、控えめな性格の子にとっては恥ずかしくて質問ができずに、わからないところが溜まりやすいようです。

そのため、毎回同じ生徒ばかりが質問していたり、先生もその質問する子のレベルやペースに寄せた授業になりやすいようです。自分のレベルには合わなくて、わからないままずっと授業に参加し続けた結果「成績が下がった」というお子さんもいました。

3. オンライン個別指導(家庭教師)

オンライン個別指導とは?

家庭教師の先生が画面越しでリアルタイムに教えてくれる1対1で行う授業です。

オンライン個別指導のメリット

1対1の指導なので人の目を気にせず何回でも質問することができます。

恥ずかしがり屋で質問が苦手な子や、勉強に自信がない子に向いていると言えます。また、先生を指導時間の全て1人で独占できることや、完全に理解できたかを確認しながら授業をしてくれることもメリットです。自分の学力やペースに合わせて教えてくれるので、勉強が苦手な子からの評判が良い指導法です。

オンライン個別指導のデメリット

画面越しでの授業ということもあって、通常の対面授業より先生と慣れるまでの時間がかかるようです。また、1対1とはいえ、対面で行う授業よりコミュニケーションがとりづらいという子も多いようです。

このように、オンライン授業といってもそれぞれの特徴が違います。オンライン授業を検討されている方は、お子さんの性格や学力に合ったものを選んであげることが成績UPの鍵かもしれません。

塾のオンライン授業と家庭教師のオンライン授業どっちがいいの?

塾のオンライン授業と家庭教師のオンライン授業どっちがいいの?

塾のオンライン授業のメリット

  • 通塾の時間が省けるし、行き帰りに事故や事件に巻き込まれる心配がないので安心。
  • バタバタする忙しい夕方の時間に送迎しなくてすむので助かる。

塾のオンライン授業のデメリット

  • 人との競争によって頑張れるという子にとっては、周りに生徒がいない環境だと張り合いがない。
  • 「家だとやる気が出ない」という理由で塾で勉強している子はやる気が出ない。
  • 細かいニュアンスが先生(生徒)に伝わりにくい。

家庭教師のオンライン授業のメリット

  • 緊張しやすい子にとって、画面越しでする指導は緊張しなくてすむ。
  • 子どもの弱点やクセを把握した同じ先生が指導してくれるのでオンラインになってもやりやすい。

家庭教師のオンライン授業デメリット

  • 画面越しの授業なので緊張感がなくダラっとしやすい。
  • 対面の方が話しやすいという子にとっては、画面越しの授業はやりづらい。
  • 細かいニュアンスが先生(生徒)に伝わりにくい。

このように、塾のオンライン授業と家庭教師のオンライン授業には、それぞれのメリットやデメリットがあるようです。

これらのことをふまえて、お子さんの性格や今の状況に合う方法を見極めて決めてあげる必要があります。

直接指導でしか出せないメリット

じゃあ、オンライン授業の塾やオンライン専門の家庭教師で十分じゃないの?

オンライン授業を歓迎してくださるご家庭や、オンライン授業でのやりにくさを全く感じないと言ってくださる方も多い一方で、

「やっぱり対面授業じゃないと理解しにくいかも…」
「画面越しの授業だと、子どもがだらけてしまうみたい」

このような貴重なご意見もたくさんいただきました。

やはり、直接会って教える従来の対面指導にしか出せないメリットがいっぱいある事もお伝えしますね。

細かいところまで目が行き届き、信頼関係を築きやすい

オンライン授業だと、部分的にしか見えないので全体の把握ができず、細かい部分を見落としがちです。その点、実際会って指導すると、画面では決して気づかない細かい部分も見えやすく、子どもの弱点や苦手も見つけやすいのです。

直接会って話せることは、オンライン授業では出すことのできない最強のコミュニケーションです。直接指導は先生も生徒も信頼関係が築きやすく、指導もはかどるという子が多いようです。

勉強が苦手で消極的なお子さん程質問しやすい

勉強に積極的な子やある程度授業が理解できている子にとってはあまり関係ないかもしれませんが、そうでない子にとっては家庭教師の先生が横で教えてくれたり直接聞けるのは大きいことなんです。

勉強に自信がないという子ほど先生との距離が近いほど質問がしやすいからです。

休憩中や指導前後の雑談でお子さんの様子を把握できる

やる気がある子や、勉強に積極的な子というのは、自分で勉強モードに切り替えることができるようです。

ただ、勉強が嫌いで苦手な子は、なかなか切り替えることができません。そんなお子さんに、何気ない雑談をすることで学校の様子や、今のやる気などを知ることができるのでやる気を引き出しやすくなります。

指導後にお母さんと普段の様子や学習状況などの情報交換ができる

指導が終わった後には先生から、普段親には見せない態度や、お子さんの本音などを聞くことができます。反対に先生の方も、お母さんから、子どもの普段の家庭での様子などが聞けるので、今後の指導の参考になりますよね。

オンライン授業で気をつけるべきこと

これらのこともふまえて、オンライン指導では、先生は普段より特に気をつけながら授業することが重要となります。

オンライン授業で先生が気をつけるべきこと

  • ホワイトボードを使って解説することで、文字や数字を子どもに見えやすくする
  • わからない問題をあらかじめスマホで写真を撮ってメールやLINEで送ってもらうことで、スムーズに指導を進める
  • 直接会って話せない分、いつも以上に笑顔でゆっくり話す
  • 集中力の持続や眠気対策として、いつもより子どもに話をふる回数を増やして答えさせるなどして主体性を持たせる

私たちえーるでは家庭教師の先生とも情報交換しながら、少しでもお子さんが勉強をやりやすくなるように沢山の知恵を出し合いながら、より良い指導ができるようにしています。

まだまだこれからも改善点や良くなるためにアイデアがたくさん出でくると思います。有効な情報は共有しながら一緒にお子さんの学力アップを応援していきます。

オンライン指導の上手な活用法

– 事例1 –
対面指導とオンライン指導を交互にする

月の半分は対面指導、残りの半分はオンライン指導というように、両方を取り入れて使い分けながら指導を受けられているご家庭もあります。回数や比率などは家庭教師と相談して決めることができます。

– 事例2 –
週の間にオンライン指導を1回プラスする

週の間にオンライン指導を1回プラスする

指導と指導の週の間に60分(30分もOK)のオンライン指導を追加されているご家庭もあります。※対面指導の場合90分(もしくは120分)指導の方がほとんどです。

前回出した課題の進捗状況を途中でチェックしたり、わからない問題を1問だけ教えてほしいといった「プチ指導」として活用されるご家庭が多いです。

次の指導日まで日数があるので、週の途中で緊張感がなくなるというお子さんにはピッタリです。

無料体験授業で、えーるの勉強法をお試しできます!

無料体験でこんなに学べる!

  • 1日15分!勉強嫌いな子でも毎日つづく予習復習法
  • テストの点数がバッチリとれるテスト勉強のやり方
  • 弱点や基礎へもどれるのカンタン戻り法

無料の体験授業は、なんとじっくり120分!受けられた方からは、嬉しい喜びの声を沢山いただいています。

この勉強法ならうちの子にもできそう!♪

一番もったいないと思うのは、「やればできるのに勉強しない」「自分には無理とあきらめている」お子さん。そんなお子さんこそ、私たちは応援したいと思っています。

えーる坪井

ちょっとした“きっかけ”が大きな成長につながります!

えーるの体験授業でピッタリの”勉強のやり方”をお伝えしています。「成績アップのきっかけ作り」を、ぜひ私たちにお手伝いさせてください!

関西で10,850人が体験!勉強大っ嫌いな子から「わかる!続く!」と大好評の勉強法!無料の体験授業で教えます!

\ 1分でわかる! /

24時間OK!専門スタッフにお気軽にご相談ください!

※体験授業を受けてみて少しでも「思っていたのと違った…」そう思われた方は遠慮なくお断りください。

お子さんがやる気になり、勉強のやり方もピッタリだと思われたときだけ、私たちはお力になりたいと思っています。無理な勧誘は一切ありませんのでご安心ください。

えーる坪井

それでは、体験授業でお会いできることをスタッフ一同、楽しみにしています!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次