やばい!気づいたらテストの前日だった…全然勉強してないし…でも悪い点数は取りたくないし… どうしよう
定期テストの時期がやってくると、テスト前日なのにノー勉で大慌てされているお子さんからこのような声を耳にします。
「こんな思いをするなら、ちゃんと早めに準備しておけばよかった…」と思っても後の祭り。だからといって、諦めてしまうのはちょっともったいないですよね。
今回は、最低点を取らないようにテスト前日にやるべきことを3つのステップに分けてお伝えします。この記事を読み終わる頃には、明日のテストまでに何をすれば大丈夫なのかがはっきりわかります。
テスト直前で焦っちゃうかもしれないけど、落ち着いて準備をしていこう!
テストの前日でもなんとかなる理由【条件あり】
テスト前日。さすがにノー勉では厳しいですが、まだ1日残されています。「もう間に合わないかも…」と焦る前日の夜もまだ諦めるのは早いです!前日からでも効果的に点数を上げるチャンスは残されています!この時間をフル活用して、明日のテストに臨んでいきましょう。
テストの範囲が限られている
受験とは違って、定期テストでは出題の範囲が限られています。
言い換えると、明日のテストに出てくる内容がある程度、予測がつくということです。テスト範囲がハッキリしていると「今からでも何とかなるかも?」という可能性は十分残っているので諦めてはいけません。
このあと詳しく解説をしていきますが、テスト範囲を知るということは、「今日、何をすればよいのかがわかる」のと同じ意味を表しています。
暗記で乗り切れる内容が多い
受験の場合は合格者の人数が限られているため、一定の割合で難問といわれるものが出題されます。
難問は、単に教科書や問題集を暗記しただけでは解くことができず、複数の知識や公式から導き出される場合がほとんどです。
しかし、定期テストは違います。
同学年で同じ教科を習っている生徒全員が受けるものですから、出題される問題は基本的な内容がほとんどです。基本的な内容は「知っているかどうか」で回答できる可能性が高いということです。もちろん、一部は応用問題も出てきますが、忘れてはいけません。今日はテスト前日です。
最低点を取らないためにも、暗記で回答できる問題に勉強範囲を絞ったほうが良いでしょう。特に社会や理科など暗記が中心になる科目は、前日でも勉強のやり方や、集中次第で全体の点数の底上げできるチャンスです。
暗記は、テスト前の限られた時間を有効に使い、できるだけ時間をかけずにしましょう。例えば、「テストに出る範囲」として学校の先生が配ったプリントの中から、特にテストに出そうな部分をピックアップします。覚えることを絞ったら何回も紙に書いて覚えて、短時間で手っ取り早く点数の底上げをしましょう。
テストがやばいと感じたらやるべき3つのステップ
ここからは、明日のテストに備えてやるべきことを3つに絞ってお伝えします。
テストの前日は時間も限られているため、いろんなことに手を出してはいけません。焦る気持ちはわかりますが、落ち着いてひとつずつこなしていってください。
1.まずは現状を知ろう
「明日のテスト、やばい!」と思ったら、最初にやるべきは「何がやばいのかを知ることです」
『明日の教科は何があるのか』『テストの出題範囲は教科書の何ページから何ページまでか』『問題集があるならどこからどこまでの範囲か』といった具合にです。
定期テストの場合は、事前に出題範囲が知らされているはずですので、まず最初にしないといけないのはテスト範囲の確認です。もしテスト範囲が分からなかったら友達に聞いて必ず把握しておきましょう。
このように、現状を冷静に把握し、「できることをする」という努力は、テスト直前には重要になってきます。
2.残りの時間からできることを絞る
明日のテストの出題範囲が分かったら、今日勉強できる時間を測って、できることを決めます。
例えば、明日のテストは3教科。本日勉強が6時間できるとわかったら、1教科あたり2時間割り当てられるわけです。その時、得意な教科を少なめにして、苦手な教科に時間を割くというのもいいかもしれません。
また、できることについてですが、基本的なことで暗記できることに集中してください。
今やるべきことは、明日のテストで良い点を取るための勉強ではありません。悪い点を避けるための勉強なのです。
まずは、残りの時間でできることをリストアップしましょう。
3.あとは順番にこなしていく
出題範囲もわかり、できることをリストアップできたなら後は、黙々と順番に行うのみです。
英語や社会、国語などは出題範囲を繰り返し読んで、全体の流れを把握するようにしましょう。数学や理科などは、計算式や化学式を暗記して、基本的な問題は解けるようにしておきます。
また、集中できている時はそのまま一気に進めてしまっても大丈夫ですが、どうしても集中できないときはポモドーロテクニックがおすすめ。
ポモドーロテクニックとは、人の集中力を維持させるための時間管理術です。具体的には、タイマーを準備して25分集中したら5分休憩し、また25分集中したら5分休憩を繰り返すものです。
※実際、このポモドーロテクニックを実践したえーるの生徒からは、5分の休憩で気持ちがリセットされて集中力が持続しやすい」「勉強がはかどる」などといった感想が寄せられています。
時間に余裕がなくて集中力が持たないという方は、ぜひポモドーロテクニックを試してみてください。
それでも眠い・集中できないという方へ
眠くてボーっとしてしまったり、頭が回らない状態のまま、何時間も教科書とにらめっこしても頭に入ってこないものです。そんな時は思い切って寝てしまうのも一つです。ただし、必ず目覚ましをかけていつもより早起きして勉強しましょう(不安な人は目覚ましを複数かけたり、スマホのスヌーズ機能を活用)
人にもよりますが、夜は脳も疲労していて学習効率が下がります。しっかり睡眠をとって朝勉強したほうが何倍も頭が働くという人は意外と多いようです。 脳の疲労がない朝は、勉強の効率が上がるし、テストの結果が良くなるという人も少なくありません。あなたは夜派?それとも朝派?
時間が限られているからこそ、出来ることと出来ないことをしっかりと見極める必要があるんだね。
テスト前日でやってはいけない3つのこと
ここでは、テスト前日でやってはいけないことについてご紹介していきます。
テスト前日というのは、精神的にも余裕がない状態なので、ついついやってしまいがちなので十分注意してくださいね。
徹夜勉強でテストに臨む
「テスト前日、勉強はほとんどしていなかった。今日は徹夜で乗り切るしかないか…」と思ったあなた、ちょっと待ってください。
いくら勉強不足とはいえ、寝ないでテストに臨むことだけは絶対やめましょう。
夜更かしして勉強することは実は逆効果になる可能性が高いです。睡眠不足になると集中力が低下し、ケアレスミスが増えたり、体調が悪くなるリスクも上がります。テスト前は緊張で眠れないという人もいるようですが、最低でも6時間の睡眠時間は確保しておきたいところ。質の良い睡眠をとることを心がけることで、記憶の定着だけでなく、テスト時の集中力UPにも繋がり点数も良くなるはずです。
テストの前日では寝ないで暗記をすることよりも、暗記した内容を当日いかに思い出せるかの方が大事なのです。
全部やろうとする
先程、テストの前日は「やる事と、やらない事を決める」ということをお伝えしました。
しかし、ノー勉からか焦ってしまい、テストの出題範囲を最初からやろうとする人もいますが、それはNGです。
明日のテストでは、100点を目指しているわけではないからです。
また、前日にまとめノートを作ろうとしている人もいますが、これも必要ありません。ノートにまとめる時間があるのなら、繰り返し教科書を読み返したほうが記憶に定着するからです。ノートまとめは、テスト前日でなく、普段からしておきましょう。
新しいことをやりはじめる
今の時代ネットでちょっと調べれば、さまざまな勉強方法や暗記方法が溢れかえっています。
少しでも良い点数を取ろうと思って、色んな方法に手を出したくなる気持ちは分かりますが、それはお薦めできません。
どんな方法であったとしても使いこなすには一定の時間が必要ですし、テスト前日の今はそのタイミングではありません。自分の慣れたスタイルで明日のテストは乗り切ったほうが賢明です。
「テストやばい」となる前にやっておきたいこと【再発防止】
ここからは「テストやばい!」ってなる前の対策についてお伝えするよ。今日と同じ思いをしないように、明日のテストが終わってからゆっくりと見返してね。
テスト前に計画を立てる
もうテスト前に焦るのはこりごりですよね。そうならないためには、事前の計画を立てておくことが重要です。
定期テストは、実施される期間や出題範囲も概ね決まっているので計画が立てやすいのが特徴です。テストが終わったら、次のテストがいつから始まるのか確認をしておきましょう。
テスト範囲は繰り返し勉強する
ここまでテスト前日の対策として、暗記を中心に勉強をする方法をお伝えしてきました。
しかし、今回のような暗記の方法だと知識として定着するのは少し難しいかもしれません。
人というのは、短期的に覚えた内容は翌日にはその内容の67%は忘れているといわれています。
ですので、定期テストで最低点を逃れるならまだしも、高得点を狙ったり、受験のように出題範囲が広いテストを受ける場合は、同じ内容を繰り返し勉強をして脳に記憶させる必要があるのです。
繰り返し学習することにより記憶が定着するだけでなく、理解も深まりやすくなるという効果も期待できるのです。
まとめ
今回は、テストやばいと感じたらやるべき3つのことについて解説をしました。
改めてお伝えすると次のとおりです。
- まずは現状を知る
- 残りの時間からできることを絞る
- あとは順番にこなしていく
残された時間に限りはありますが、まだできることはあります!大切なことは、今の自分の状況を冷静に把握し、限られた時間でできる有効な戦略を立てることです。
今、分かっていること、分からないことを洗い出し、暗記を中心に点数が取れるところを確実に取れるようにしておきましょう。
明日のテスト、がんばってくださいね!
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