文部科学省によると、全国の国公立私立の小中学校に通う生徒のなかで、平成13年度には不登校児は13万9,000人となっています。
新型コロナウイルス感染症の影響で、人と人の関わり方が大きく変化した現代では、不登校になる生徒は増加傾向にあり、不登校への対応が求められています。
そこで今回は、保護者が行う不登校への対応について解説していきます。
私達、家庭教師えーるは、25年間の指導の中で10,850人の小・中・高校生の生徒さんに勉強のやり方を指導してきました。えーるは勉強が苦手だったり、不登校や学習障害のお子さんや保護者さまのお悩み相談を無料で行っています。どうぞ何でもお気軽にご相談ください。
不登校への5つの対応
子どもは長期に渡ってつらい思いをしてきたことで、心身ともに疲れ果ててしまっています。
まずは心と体の休息を取るためにも、子どものペースでゆっくりと過ごしてみましょう。
そして、子どもの心が落ち着いてきたら、保護者は不登校への対応を始めます。
では、どのような不登校の対応を行えばいいのでしょうか?
①子どもの話をよく聞いて受け止める
不登校への対応としては、子どもの話をよく聞くことです。
不登校になった理由を一番知っているのは、子ども自身です。
子どもがある程度成長すると、親と話しをするという選択を選べない時期に突入します。
そのような成長過程で、「なんで学校に行かないの?」と問い詰めてしまうと、子どもは益々心を閉ざしてしまい、何も話してくれなくなります。
まずは小さなことから話題にしていき、子どもが自分から話してくれるのを待ちましょう。
そして、子どもが話してくれたときは受け止めてあげましょう。
どんな理由でも、子どもが不登校になるほどの理由は、子どもにとって非常に深刻で重たい問題です。
「そんなことで」と言わずに、子どもが抱えている問題を受け止めて、一緒にどのようにしていけばいいのか考えてみましょう。
②子どもの話を聞いた後に家族で話し合う
2つ目の不登校になった子どもへの対応は、子ども自身が相談できる相手の選択肢を増やすことです。
子どもが不登校になった理由を話してくれたときや、子どもが抱えている悩みを話してくれたときは、一人だけで抱えないようにしましょう。
例えば、母親に子どもが悩みを打ち明けてくれたときは、子どもに「みんなで相談して解決策を見つけてみない?」と相談したうえで、父親にも相談してみましょう。
子どもが抱えている問題について家族で考えることで、これからどうしていくべきかさまざまな視点で解決策を見いだすことができるようになります。
また、家族で子どもが抱えている問題を共有することで、子ども自身が相談できる相手の選択肢を増やすことができます。
これは非常に重要で、「お母さんには話しにくいからお父さんに相談してみよう」というように、子どもが一人で悩みを抱えるのを防ぐことに役立ちます。
③子どもがやりたいことをさせる
3つ目の不登校になった子どもへの対応は、子どもが打ち込めるものをさせてあげることです。
心身共に疲れ果てている子どもが少し落ち着いてきたとき、子どもがやりたがることを積極的にさせてあげましょう。
趣味というのは、心を癒やしてくれるのでマイナスの感情のはけ口になってくれます。
なんでも良いです。ゲームでも、YouTube動画を見ることでも、本を読むことでも、可能な限り叶えてあげるようにしましょう。
④成功体験を積み上げる
4つ目の不登校になった子どもへの対応は、子どもの「できた!」をサポートしてあげることです。
趣味を通じて、子ども自身に「できた!」という成功体験をさせてあげることも非常に重要です。
成功体験は、「できた」という経験から自己肯定感を高めるのに欠かせない要素。
自己肯定感を簡単に説明すると、「根拠のない自信」のことです。
この自己肯定感は親から与えられるものではなく、自分自身でしか高めることができないと言われていますが、親は自己肯定感を高めるためのサポートが可能です。
例えば、子どもの体調が良いと感じたときに、子どもにとって負担にならないように家事をお願いする。
「食器を洗ってくれると助かる」「洗濯できたら干しといてくれる?」など、「○○してくれると嬉しい・助かる」というようにお願いしてみましょう。
人は誰しも、「○○しておいて」と言われるより、お願いされる方が聞き入れやすくなるので、反抗期の子どもも受け入れやすくなる言葉がけが大切です。
⑤復帰に向けた準備をする
最後の不登校になった子どもへの対応は、子どもが前を向いて生きていけるようにサポートしてあげることです。
子ども自身の意思を尊重しながら、不登校から復帰した後のサポートをしてあげましょう。
「不登校からの復帰=学校へ行く」とは限りません。
不登校からの復帰は、「子どもが前を向いて生きていけること」なので選択肢は無限大です。
そのために、不登校への対応として子どもにさまざまな選択肢を用意してあげることが重要です。
不登校への対応で復帰に向けた準備には何があるの?
先ほどの最後の項目「復帰に向けた準備をする」でご紹介したように、子どもが前を向いて生きるための選択肢は無限大です。
不登校になった子どもへの対応のゴールは、決して学校に再び通えることではありません。
子どもが前を向いて生きることができるように、親はさまざま選択肢があることを子どもに伝えることが大切です。
では、どのような選択肢があるのでしょうか?
フリースクールや適応指導教室などの支援機関・相談窓口の紹介
「フリースクール」とは、不登校の小中学生が学校以外の場所で学び、友達と過ごすことができる居場所のことです。
公的な機関ではありませんが、個人や民間企業、NPO法人によって運営されており、入学資格がなく、決まったカリキュラムがないので、子どものペースで学ぶことができます。
「適応指導教室」とは、教育委員会や首長部局によって、学校以外の場所や空き教室などに設置された、学校生活への復帰を支援する場所のことです。
カウンセリングやグループ面接などの教育相談活動や、自然での宿泊キャンプ、ボランティア活動などの体験活動の他に、個別での学習支援が行われています
転校を含めて新たな環境を模索する
いじめや友人との不仲など、学校という環境そのものが原因で不登校になっている場合は、学校や住んでいる環境そのものを変える方法があります。
持ち家でなければ、転校して新たな環境でやる直すことが可能です。
持ち家で環境を変えることが難しければ、私立学校への入学を検討してみましょう。
趣味をいかせる就職先に就職できるように勉強する
子どもの将来の選択肢の幅を広げるためには、勉強という選択肢は必須と言えます。
勉強がある程度できれば、高校や大学へ進学できます。
高校や大学へ進学できれば、子どもが望む就職先に就職できる可能性が高まります。また、就職できる企業の幅も広がるでしょう。
「趣味をいかした仕事をしたい」と子どもが望んでいるのであれば、趣味の質をより高める他に、勉強にも取り組めるように環境を整えましょう。
「家庭教師のえーる」は、お子さんにぴったりの先生と第一志望校に入学できるように、マンツーマンの指導を行っております。
不登校や学習障害のお子さんからもご好評いただいておりますので、気軽にご相談ください。
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まとめ
不登校になった子どもへの対応は、保護者の方の頭を悩ませていると思います。
不登校への対応のゴールは、再び子どもが学校へ通うのではなく、子どもが前を向いて生きることができることです。
そのためにも、時間をかけて子どもと向き合い、子どもに合ったさまざまな方法を子どもに提案してみましょう。
私たち家庭教師のえーるにできること
こんにちは!家庭教師のえーる代表の坪井です。
不登校は、お子さんだけでなく保護者さんもとてもおつらいですよね。
私たちは、これまで25年で10,850人のお子さんの勉強に関するお悩みを解決してきました。不登校で悩んでいるお子さん・お母さんの力になれるよう、全力でサポートいたします。お気軽にご相談ください。
不登校になり家族や学校の担任の先生以外との接触が減ってしまい、孤独を感じながらも誰にも悩みを相談できずに毎日を過ごしているお子さんはたくさんいます。
私たち家庭教師のえーるは、お子さんと年齢が近い大学生が「お子さんにとって強い味方のお兄さん・お姉さん」として、心の支えになり全力でサポートいたします。
学校を休みがちのお子さんには、家庭教師が学校の先生の代わりになり、教科書のポイントや例題などを使って丁寧に解き方から教えます。
「できるようになって嬉しい!」という気持ちの積み重ねを増やしてあげることによって、不安を前向きな気持ちに変えることが私たちの役目です。
「子供が毎週先生と会えることを楽しみにしています」
「話しやすい先生なので子どもが喜んでます」
「同じ悩みを乗り越えてきた大学生の先輩なので相談しやすいです」
ありがたいことに、家庭教師のえーるにはこんな嬉しいお言葉をたくさんいただいています。
これからも、『勉強がわかる楽しさ』を教えてお子さんの笑顔を守る!という思いでこれからも活動していきます。
些細なことでもお気軽にご相談くださいね。
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