中学生のお子さんを持つ親御さんの中には、
「うちの子全然勉強しないんだけど、大丈夫かな…」
「どうすれば自発的に勉強してくれるようになるの?」
というような疑問、不安を抱えている方もたくさんいるでしょう。
そこでこの記事では、勉強しない中学生の心理と、自発的に勉強させるためのコツについて詳しく解説していきます。
勉強しない中学生の心理とは?
では早速、勉強しない中学生の心理について、詳しく見ていきましょう。
お子さんの心理状態がわかれば、自ずと勉強に向かわせるコツやポイントも見えてきますよ。
遊びたい
勉強しない中学生の中には、
「勉強するよりも外で遊びたい」「勉強するよりもゲームがしたい」
と考えている子もいます。
最近は、スマホを持つ中学生が増えた来たこともあり、
- 勉強<スマホ
という感覚になってしまっているケースも多いです。
もちろん、友達とのコミュニケーションやゲームやスマホでの気晴らしも大切ですが、勉強とのメリハリがつかなくなると、学力の大幅低下に繋がります。
勉強と遊びのバランスを上手に取るための工夫が必要です。
勉強に重要性を感じていない
勉強しない中学生の中には、勉強に重要性を感じてない子もいます。
特に、中学1年生から中学2年生(前半くらい)の子は、高校受験に現実味を感じていないケースが多く、
「勉強は今じゃなくてもいいや」
となってしまいがちです。
ただ、勉強というのは日々の積み重ねが重要で、
「後からまとめて」
というのは大抵失敗します。
これに早い段階で気づかせてあげるのも親御さんの使命であり、義務ですので、勉強しない中学生から目を背けず、しっかりと向き合ってあげるようにしましょう。
勉強のやり方がわからない
勉強しない中学生に多いのが、
「勉強のやり方がわからない」
というケースです。
本人は勉強したいのに、何をどう進めればいいかわからないというのも、勉強から距離を置いてしまう理由の1つと言えます。
例えば、英語の勉強1つとっても、
- 文法から始めるべきなのか
- 単語の勉強から始めるべきなのか
- リスニングから始めるべきなのか
- スピーキングを始めるべきなのか
がわかっていないと、スムーズに勉強を始めることができません。
何から始めるべきかわからないという状態が続くと、
「またにしよう」「もうやめよう」
という状態に陥りやすく、勉強に対して抵抗を感じるようになりますので、早めに方向性を示してあげることが大切です。
親に反抗したい
ご存じの通り、中学生は多感な時期です。
小学生の頃とは違い、親に反抗したいと考える子も多くなってきます。
このような状態の子に、
「勉強しなさい」
というのは逆効果です。
このような言葉を投げかけてしまうと、親への反発心からさらに勉強を遠ざけるようになりますので注意しましょう。
勉強しない中学生に勉強をさせる7つのコツ
では次に、勉強しない中学生に勉強をさせるためのコツについて詳しく見ていきましょう。
①やる気を奪い取る発言をしない
勉強しないお子さんに声をかける時は、やる気を奪い取る発言をしないように注意してください。
先ほども解説しましたが、
「勉強しなさい!」「○○君はしっかりやっているのに、何であなたはできないの?」
このような発言は、子どもの自尊心を低下させる原因になります。
また、親御さんがこのような発言をしてしまうと、勉強したいと考えている子どものやる気までも奪ってしまいます。
「○○しなさい」
と言われるとやりたくなくなるのが子どもの心理です。
子どもの将来を思って強く言いたくなる気持ちはよくわかりますが、ほとんどの確率で逆効果になりますので、グッとこらえるようにしましょう。
②環境を整える
子どもを勉強に向かわせるためには、環境を整えることが大切です。
例えば、
- 子ども部屋
- 勉強机
などです。
我々大人も、仕事に最適な環境が整っていれば、
「よしやるぞ!」
という気持ちになれますよね。
子どもも同じで、環境が整っていればモチベーションを高めることができますので、自発的に勉強してくれるようになるのです。
③勉強に関する相談に乗ってあげる
子どもを勉強に向かわせるためには、勉強に関する相談に乗ってあげることが大切です。
先ほども解説したように、勉強しない中学生の中には、
- やり方がわからない
- やる気が出ない
と感じている子も多く、この根本的な原因を解決することができなければ自発的に勉強をさせるのは難しくなります。
「勉強しなさい」
というのではなく、
「勉強でわからないことはある?」「勉強したくない理由は何?」
と聞いてあげることによって、今まで気づけなかった子どもの悩みや不安に気づける可能性が高くなります。
勉強しない我が子をどうにかしたいと考えている方は、指示や命令をするのではなく、一緒になって勉強するという気持ちを持って、丁寧にコミュニケーションを取るようにしましょう。
④勉強のスケジュールを一緒に立てる
勉強のスケジュールを子どもと一緒に立てるというのも、かなり効果的です。
勉強しない中学生の中には、
「先が見えない」「いつまで勉強すればいいの」
というように、ゴールを見失ってしまっている子もいます。
仕事においても、
- 明日までに
- 1週間後までに
と言われれば、ゴールがはっきりしていますのでそれに向けて頑張れますよね。
ただ、中学生の勉強では、
- 〇か月後の期末テスト
- ○年後の高校受験
というように、ゴールがかなり先になります。
このようなことから、どうしてもモチベーションが低下しやすくなってしまうのです。
数か月後、あるいは数年後のテストや高校受験に向けて効率的に勉強を進めていくためには、自らスケジュール(中間目標)を決めてコツコツ努力していくことが大切です。
ただ、長期スパンでスケジュールを立てるというのは比較的難しく、挫折してしまう子もたくさんいます。
ここで親御さんの出番です。
子どもと一緒にゴールから逆算してスケジュールを立ててあげることによって、子どもがゴールを見失わずに済みますので、モチベーションを維持しながら勉強に取り組めるようになります。
⑤子どもよく観察し、小さなことでも褒める
勉強しない中学生を勉強に向かわせるためには、子どもをよく観察し、小さなことでも褒めてあげることが大切です。
年齢関係なく、人から褒められるのは嬉しいものです。
誰かから褒められると、
「次も頑張ろう」「もっと頑張ろう」
と思えますよね。
子どもも同じで、
「やりなさい!」「なんでできないの!」
と言われると承認欲求が満たされず、やる気がどんどんなくなります。
逆に、小さな変化や成功に目を向けて、積極的に褒めることによって、子どもの自尊心や承認欲求を満たせるようになりますので、勉強に向かわせやすくなるのです。
⑥塾に通わせる
勉強しない中学生を塾に通わせたいと考えている方もいるでしょう。
たしかに、塾に通わせるというのも1つの方法ではあるのですが、本人にやる気がなければあまり効果がありません。
塾に行ってもゲームばかりしていたり、さぼっていたりすると、毎月の月謝が無駄になってしまう可能性もあります。
中には、
「塾に通わせれば我が子の学力が向上する」
と考えている方もいますが、必ずしもそうとは言えませんので慎重に検討していくようにしましょう。
⑦家庭教師をつける
勉強しない中学生に勉強の習慣を身につけさせるためには、家庭教師をつけるのがおすすめです。
家庭教師をつけることによって、自宅で勉強ができるようになりますので、子どもの負担も軽減できます。
家庭教師のえーるでは、お子さん一人ひとりの性格や状況に合わせた指導を行っていて、
- 勉強が嫌いな子
- 勉強が苦手な子
への指導にも自信があります。
120分の無料体験授業も実施していますので、少しでも興味がある方はお気軽にご相談ください。
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まとめ
勉強しない中学生のお子さんに対して不安を抱えている親御さんはたくさんいるでしょう。
中には、
「勉強しなさい!」
と頭ごなしに怒鳴ってしまっている方もいると思いますが、これは逆効果であり、無意味です。
今回紹介したコツを実践しながら、勉強しないお子さんとしっかり向き合っていくことにより、お子さんの勉強嫌いや苦手意識を払しょくできる可能性がありますので、是非試してみてください。
「プロの手を借りたい」
「自分ではどうすることもできない」
と悩んでいる方は、勉強が嫌いな子や苦手な子への指導に強みを持っている「家庭教師のえーる」までお気軽にご相談ください。
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