不登校のサインに気づくために

1     学校に対するネガティブな発言が増える
お子さんが「学校がつまらない」「楽しくない」など、学校に対して否定的な発言をすることが増えてきたら、ひょっとすると不登校の前兆かもしれません。『学校の授業がわからなくてつらい』　『先生と上手くいっていない』『友達との関係がこじれている』など。不登校になる要因は様々です。お子さんの何気ない一言でも、親は耳を傾けておき、子供の心の中で何が起きているのかを見逃さないことが大切です。

2      朝になると学校に行きたがらない
子供が朝起きれなくなったり、やたら支度時間に時間がかかるようになったら要注意です。

朝になると不安になったり、身体的にダルくなるという子もいます。登校に抵抗を感じている場合は、無理矢理行かせたりせず、少しだけでもいいのでお子さんに時間を作ってあげましょう。

「ほら、早くしなさい！」「もたもたしないでさっさと用意しなさい！」　ときつく言ってはいけません。「何か嫌なことでもあったの？」「学校行きたくないの？」と優しく聞いてあげましょう。また、朝になると頭痛や腹痛を訴えてくる場合は、学校に対するストレスの表れであることも少なくありません。

3      友達関係で悩んでいる
お子さんは学校生活の多くの時間をクラスメイトや部活の仲間と過ごします。もし、その学校でお子さんが「友達とうまくいっていない」「グループに入れてもらえない」といった悩みがあるとしたらどうでしょう？　学校に行く足も重くなったり、朝も起きれなくなるでしょう。このように、人間関係の悩みによって不登校になる子は多いです。友達との関係について、日頃からお子さんと常に話すようにしたり、親子でオープンなコミュニケーションをとれるように心がけましょう。

4    頭痛や腹痛を頻繁に訴えるようになった
先ほども触れましたが、子供が頭痛や腹痛などを頻繁に訴えるようになったら要注意です。そういった場合、身体的な問題だけでなく、精神的なストレスが原因であることが多いです。特に朝になると体調不良を訴える場合は、学校に行くことに対して不安がある可能性が高いです。「ただの体調不良でしょ」と片付けたりしないで、「学校で困っている事とかないの？」　と、優しく問いかけてあげてじっくり悩みを聞いてあげるようにしましょう。

5     食欲が減る・睡眠の質が悪い
本来、食べ盛りの子供の食欲があまりなかったり、しっかり睡眠がとれていなさそうな時も心の問題のサインです。間食をしていないにも関わらず、　『夕食を残す』『夕飯の時間になっても降りてこない』あるいは、『夜なかなか寝付けない』『朝何回起こしても起きてこない』お子さんにこのようなことが起きている時は、心配ごとや、ストレスを抱えていることがあります。