不登校からの再スタート。わが子にできる６つのやさしい支え方

 2025年12月6日更新

不登校は親子の成長のチャンス 

私たち、えーるにご相談されるご家庭で、このような強いプレッシャーを感じられているお子さん、親御さんは少なくありません。

しかし、不登校は、お子さんが「自分にとって大切なことは？」「自分らしい学び方とは？」といったことを見つめ直し、成長する期間でもあります。まずは「完璧な再登校」をゴールにするのではなく、「一歩踏み出せた」という小さな成功を積み重ねることから始めていきましょう。

再スタートへ向けた６つの優しいサポート 

不登校のお子さんの心に寄り添いながら、焦らず、前に進むために親御さんが実践できる具体的な6つのサポート方法をご紹介します。

① 焦りを手放し、親も自分も責めない

お子さんが不登校になったのは、決して親の責任ではありません。自分自身を責め、「もっとこうしていれば…」「私の育て方が悪かった…」といった罪悪感や後悔する気持ちは手放しましょう。お子さんは、自分を責めたり落ち込んでいる親より、笑顔で余裕のある親のほうが好きだし安心します。

② 再登校は「短時間」からスタートする

お子さんがもし、「学校に行く！」と言い出し、登校しても、最初から長時間登校を目標にしないように気をつけましょう。

「朝の会だけ参加する」「午後の２時間だけ授業を受ける」など、その子にとって無理のない範囲からスタートしましょう。

なぜなら、急激な環境の変化によるストレスは、大人が思う以上にお子さんにとって負担となり、反動が来たとき大きいからです。

③「小さな成長」を言葉にして伝える

お子さんにとって不登校の期間は、部屋の片づけや早起きするなど、些細なことでも大きな一歩です。

「今朝は早起きやん」「部屋片付けして偉いね」など、「小さな成長」を見逃さず、細かい部分こそ心を込めて褒めてあげましょう。お子さんの自己肯定感が高まり、次へ進む自信へとつながります。

④未来の話は、“答え”じゃなく“問いかけ”から

「この先、どうしたい？」と聞いても、すぐに答えられる子はそう多くありません。「どんな毎日が過ごせたら楽しい？」「どんな風になれたら嬉しい？」といった問いかけが有効です。

お子さん自身が「こうありたい」「こうなりたい」というイメージが湧いてくれば、それが学びへの原動力につながるかもしれません。

⑤学習の遅れは「無理なく、ゆるやかに」取り戻す

親御さんが、お子さんの「不登校中の学習の遅れが心配」と思うのは当然のことです。しかし、いきなり取り戻そうと焦り、多く課題を与えてしまうと学習意欲はかえって低下します。「好きな教科だけやってみる」「１日15分教科書に目を通す」など、段階を踏んで少しずつ学ぶ習慣を取り戻しましょう。

⑥信頼できる「外部の頼れる人」をチームに入れる

お子さんが再び学校に行くことを目指す際に、親子の関係が行き詰まり、ギクシャクすることは少なくありません。そんな時は、第三者に頼るのも一つです。

実際、私たち家庭教師のえーるには、
「世間話や子どもの趣味の話もしてくれるお兄さん、お姉さんいますか？」
「イライラせず、根気よく基礎からゆっくり教えてくれる大学生希望」

といったご相談が多く寄せられます。このように、親子の間に入って、客観的に接してくれる家庭教師を求められる親御さんは少なくありません。そんなお子さんに、相性の良い先生が、精神的な安定と心の成長をサポートします。

まとめ：親子の関係性が、未来への可能性を切り拓く 

不登校から復帰するのは、単に「足りない部分を埋めて、もとに戻す」という作業ではありません。親子の関係性を再確認し、お子さん自身が「自分らしい生き方」を模索するためのプロセスです。

私たち家庭教師のえーるは、お子さんが「学びの楽しさ」を取り戻し、新たな可能性を発見するためのサポートに全力を尽くします。

ご家庭の声

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