【実体験】反抗期で勉強しないお子さんにお悩みの方へ!原因と3つの対処法

いつまでゲームしてるの!少しは勉強したら!!

うるさいなー! 後でするってー!

反抗期のお子さんと、こんな会話をしたことはありませんか?
小さい頃は素直に親の言うこときいたのに、最近は勉強しないで反抗してばかり…

ここでは、このような反抗期のお子さんが、自ら進んで勉強に向かえるような対処法をご提案しています。

お子さんの反抗期でお悩みの保護者の方は是非、最後まで読んでください。

目次

学年別!反抗期に多い相談とは!?

子供の反抗期にお困りのお母さん

反抗期が始まる時期には個人差・性差があると言われています。

ここでは反抗期の時期別に細かく説明していきます。

小学生の反抗期の相談

小学校の高学年になると、多くの子供が反抗期を迎えるようになります。それまでは学校や友だちの出来事を楽しそうに話してくれていた子供が、「学校どうだった?」と聞いても「別に…」とか「ふつう」と、そっけない返事で済ませるようになったり、ちょっとした親の言葉に過剰に反発したり…。

低学年の頃は、次の日の授業の準備を一緒にしたり、かまってあげるのが当たり前でした。しかし、中学年から高学年に進むにつれて、親が少しでも干渉すると嫌がるようになり、時には言葉遣いが荒くなることもあります。こうした急激な変化に戸惑いを覚える親御さんも少なくありません。

「反抗期は成長の一環であり、大人になるために必要な時期」と頭では理解していても、いざ自分の子供がその時期を迎えると、どう接すればいいのか悩むものです。こうした親御さんからの相談は、年々増加している傾向にあります。

中学生の反抗期の相談

小学校の時は家でも明るくて楽しい子だったのに、中学に入ってから家で不機嫌なことが多い

中学生になると、家族よりも友達や部活が生活の中心になり、親子のコミュニケーションが減る傾向にあります。

「学校では明るいのに、家ではスマホばかり」「勉強の話をするとキレる」といった相談が多いこの時期、親の注意が子供の反発を生むことも少なくありません。特に中学1年生は、新しい環境に馴染むのに苦労し、「中1ギャップ」に疲れて、その影響もあって親には反発してしまう子供も多いようです。

反抗期のメカニズムと3つの原因

反抗期のお子さんに対して、どういう対応が正解なのかお悩みの方は多いと思いますが、そもそもどうして反抗期って起こるんでしょう⁉

ここでは反抗期の要因と思われる3つを説明していきます。

心の成長

子供が幼い頃は、親の手助けがなければ日常生活を送ることができません。外出の準備から夜のお風呂、寝る時間まで、親がすべてをサポートすることで生活が成り立っていました。しかし、成長とともに子供は親からの指示に頼らず、自分の考えで行動したいと思うようになります。このプロセスが「反抗期」の本質です。

反抗期は、子供が自立心を育てていくための重要な時期です。以前は親の言葉を絶対的に受け入れていた子供も、「自分で決めたい」「親の言うことが全て正しいわけではない」と感じ始め、自然と親の意見に反発するようになります。これは、自分らしい考えを持ち、成長するための過程であり、決して悪いことではありません。

身体の成長

小学校の高学年ごろから中学生にかけては、個人差はあれ第二次性徴があらわれてきます。

「性腺刺激ホルモン」が分泌されるようになり、自分の体に起きる急激な変化に戸惑い、それまでは気にならなかった些細なことにイラッとするなど、自分でもコントロールできないイライラが現れます。このイライラが一番身近な親へ向かってしまうのが反抗期の原因の一つかもしれません。

実は反抗期は、第二次性徴期に起きる大きな変化の一つなんです。一般的に女子は10歳から14歳、男子は12歳~14歳ごろに現れることが多いそうです。ホルモンバランスが乱れやすく、精神的に不安定になりやすい時期でもあり、子供に悪意はなくても親に反抗するようになるんです。

自立心と依存心の間で揺れる時期

小学校の低学年までは、買い物にもついて回るような姿が当たり前だった子供も、成長とともに友達とのつながりが強くなり、親より友達との時間を優先するようになります。この時期の子供は、「親から自立したい」という気持ちと「親に頼りたい」という感情が入り混じった、非常に微妙なバランスの中にいます。親が過干渉になると「離れたい」という反発心が生まれ、逆に距離を取りすぎると「見捨てられた」と感じるなど、親子関係の難しさが表れる時期です。

さらに、この頃から子供は親以外の価値観にも触れるようになり、親の意見や教えに対する違和感を覚え始めます。友達と多くの時間を過ごす中で、「親が言っていたことより、友達の考えの方が正しいかもしれない」「親はこう言うけど、自分はこうしたい」というように、自我が徐々に芽生えます。

このことに気付かずに、幼い時と同じように「親が何でもしてあげよう」と思っても、子供とのズレが生まれて衝突してしまうのです。このように、親からの自立や、自分の身体の変化などへの不安やイライラなどを、甘えられる存在である親にぶつけてくるのが反抗期の正体です。

勉強面が難しくなる時期と反抗期の関係

反抗期の時期は、成績が下がる時期と重なることが多く、実はこの2つは相関関係があるのかもしれません。

「このままで成績大丈夫?」と口出しすればするほど「うるさいなー」とキレられたり、素直に聞いてくれない…。 こんなふうにお悩みの親御さんも多いようです。

小学生の場合

小学校の高学年では、授業で習うことが今までより急激に増えますが、それに伴う授業時間が十分に増えるというわけではありません。その影響もあり、授業についていける子と、ついていけない子の差が大きく広がってくるのもこの時期です。

小学校の反抗期になる時期は勉強も難しくなる

2020年の教育改革(※)により勉強内容が量や質ともに難しくなって、授業が難しいと感じるお子さんも増えてきています。

小学校高学年から英語教育、プログラミング教育が始まっており算数も習う範囲が前倒しになっています。

算数や英語なども難しくなってる!?

算数では、中学1、2年生の数学で指導していた「文字を使った式」「比例反比例」「合同な図形」などが前倒しで小学校の授業に入ってきています。英語も以前から5、6年生では英語に触れるという授業はありましたが、これはあくまでも「外国語活動」という時間で授業ではありませんでしたし成績もつきませんでした。

ところが現在では「外国語活動」は小学校3、4年生に前倒しになり5、6年生には「外国語科」として授業として始まっています。

中学生の場合

中学生になると、ほとんどの子供が反抗期を迎えているために親子の会話も減り、「うちの子は家でスマホやゲームばかり…」と心配されている親御さんも多いですね。

友人やクラブ活動や習い事などからくる疲れ

お母さんからすると、日々だらだらと何となく過ごしているように見えるお子さんも、実は毎日学校では気を遣い、心身ともに疲弊していることがよくあります。

特に中学生になると、新しい環境になりクラスメイトや教師に神経を遣ったり、部活動での先輩後輩関係やハードな練習、帰宅後の習い事など…毎日大変なんです。

私達が、一人一人に聞いてみても、気を抜ける場所がないとか、安心できる場所が見つからない、などと打ち明けてくれるお子さんもいます。そんな状態のお子さんに向かって「勉強やりなさい!」と感情的に言ってしまうと、「イラっ」として、ついつい親に口が悪くなったり、キレて部屋に入ってしまうというわけです。

勉強のやり方が分からずにイライラ

授業内容が難しくなり理解出来なくなってきても、すぐに自分で気づける子は多くありません。

その為に最初成績が下がってきた時は「今回はたまたま成績が悪かった。」「分かっていたのにケアレスミスが多かった。」と感じて自分の問題点を見逃してしまう子も。

そのような子は、どうしても事態の把握が遅れてしまい、「どこから復習したらイイのか分からない。」といった状況に陥ってしまいやすいんです。また、そういう子は勉強のやり方がわからないため、行き詰まってしまうことがよくありますが、その状況で「勉強しなさい!」と言っても「分かってるわ!!」とだけ返すだけで何も解決しないというケースもよく見かけます。

学年別!反抗期で勉強しない子への対処法

ここでは、学年別に反抗期で勉強しない子とのかかわり方をお話ししようと思います。

小学生への3つのアプローチ

小学生では、中学生ほどの強烈な反抗期ではありませんが、扱い方を間違えてしまうとドンドン反抗的になってしまう時期ですね。

そのために、えーるが考える3つのお薦めのプロセスを説明します。

まずは子供の不安やイライラを理解する

小学生の高学年頃は、身体や心にさまざまな変化が起こり、子供自身もその変化に戸惑いやイライラを抱えてしまいます。自分では気づかないうちにストレスをためてしまい、親に対して感情的に反発することも増えてきます。

親としてまず大切なのは、子供の状況を冷静に観察し、理解しようと努めることです。親御さん自身も子供の頃に感じた「訳も分からずイライラした経験」を思い出すと、共感しやすくなるかもしれませんね。このような心構えを持つことで、子供との衝突を減らす第一歩になります。

正論で押さえつけない

これは私自身の経験でもそうですが、反抗期は反抗したくなる時なんです。
そして、反抗期の子供に対しては、「正しいことを教える」ことが必ずしも効果的とは限りません。どんなに親の言葉が正論でも、一方的に押し付けられると子供は反発し、「どうせ話しても無駄」と感じて会話を避けるようになってしまいます。

親は、子供の視点に立ち、同じ目線で話をすることを心がけましょう。「これが正しいからこうしなさい」と命令すると反発されるでしょう。「どうしてそう思うの?」と子供の意見を尊重しながら対話を進めることで、親子の信頼関係が深まりやすくなります。

子供の考えを聞く姿勢をもつ

反抗期は、子供に自我が芽生え始める大切な時期です。このため、親の言葉が「命令」や「押し付け」と感じられると、反発を招く原因になります。

子供の言葉や考えをしっかりと受け止め、「あなたはどうしたいの?」と聞いてみる姿勢を持つことが大切です。自分の気持ちや意見を受け入れてもらえると感じた子供は、親とのコミュニケーションを前向きに捉え、話しやすい関係を築くことができるでしょう。

中学生への3つのアプローチ

中学生になると、ほとんどの子が反抗期の状況になっているハズです。

身体も大きくなり親の背丈を越えていく子も珍しくなく、かなり強めな反抗的態度をとることもあるのでお父さん・お母さんも心配ですよね。

ぜひ以下の3つのプロセスを試してください。

まずは子供の状況に理解を示す

中学生になると心の成長が比較的早い女子だけじゃなく、男子も自我が芽生えたり、性に興味を持ち始めたりして、今までの様に親に何でも話せなくなってきます。

その中で友人関係や自分の身体の変化、難しくなる勉強など不安なことも増えてきて、精神的に不安定になりやすいんです。

お子さんが今どんな状況なのかを少しでも理解し、自身の経験なども話してあげるといいかもしれません。”何でも話していいんだ”  ”自分のことをわかってくれる” と少しでも安心してもらえたら、まずは成功じゃないでしょうか⁉

本人の意見を聞いて話し合う

子供さんが小さいうちは、「我が子が大きな失敗をしない様に」と先回りをして、親がアドバイスしたり指示を出してあげれば素直に聞いてくれました。ですが反抗期に入ると、そうはいかないことも多くなります。この時期の子供の主張というのは、大人からしたら、どうしても幼く未熟な内容に聞こえがちですが、それを頭ごなしに否定したり、無理やり上から命令してもイイことは何もありません。

反抗期とは、大人になるための通過点でもあるので、すぐに否定せず、その子がどんな考えを持っていて、どうしたいのかなどまずはしっかりと聞いてあげて理解することが大切になってくるんです。

話しを落ち着いてしっかり聞いてあげ、相手の考えを理解することに努める。このようなことはコミュニケーションをとるうえでとっても大切な基本です。まず大人がこういった姿勢を示してあげることで良い影響を与え、子供自身も話しを聞いてもらったことで安心してくれるでしょう。

勉強のやり方を教えてあげる

特に勉強が上手くいってない子にとって、親から勉強のことについて色々言われることは、一番耳が痛いし反抗したくなることなんです。

なぜなら「勉強しなさい!」とか「ちゃんと勉強してるの⁉」って言われても、どうやって勉強したらイイのか分からなくて、ガムシャラに問題を解いてみても成果に結びつかず、自信を無くしているからなんです。

そういう子にこそ、まずは勉強のやり方から丁寧に教えてあげることが必要になってきます。

勉強の失敗が続いていて嫌になってしまってる子にこそ、まずは勉強のやり方から教えてあげましょう‼

反抗期の子への効果的な叱り方と効果的な褒め方

ここでは反抗期のお子さんへの効果的な叱り方や、効果的な褒め方についてご紹介します。

反抗期の子への効果的な叱り方

お母さんはお子さんのことを、ただ単に叱っていませんか?

私達には

ダメなのはわかってるけど、ついつい感情的に怒ってしまうから子供が反発してしまう…

こういったご相談も寄せられます。

その子のために叱ってあげるというのと、だた感情のままに怒っているのでは、その効果は大きく違ってきます。実は、多くのお子さんが最も嫌がるのは、

感情的に怒りをぶつけられている

と感じるような叱られ方をされることなんです。

特に、反抗期の中学生の場合は、感情的に怒られてしまうと素直に聞けないだけでなく、強い反発心が生まれて逆効果になってしまうことが多いみたいです。叱る時はできるだけ感情的にならず、冷静な言い方で丁寧に言ってあげると、意外と素直に聞いてくれるものです。

その他気をつけたいことは、「お兄ちゃんは成績が良かったのに、あなたはダメね」「○○ちゃんは頑張ってるのに、何でもっと頑張れないの?」このように、人と比較するのは控えたほうがいいです。
よほど負けず嫌いで、人と比較されることで奮起して頑張る子もいるかもしれませんが、それは小数派です。大多数の子が、「自分が否定されている」と感じて、やる気をなくしてしまうようです。どんどん自分に自信が持てなくなり、失敗を恐れて消極的な子になってしまうかもしれません。

お子さんに素直に受け入れてもらうためにも「その子が良くなるために言っている」ということや「どうして叱っているのか?」という理由をきちんと説明してあげましょう。お子さんも、自分のために言ってくれてると感じたり、叱っている意図が伝わるとわかってくれるはずです。

反抗期の子への効果的な褒め方

「子供を褒めた方がいいのはわかるけど、どう褒めればいいかわからない」私達には、「叱ることはできても、なかなか自分の子を褒めることができない」そんなご相談もいただきます。

このように、どうしても自分の子供は、”悪い部分”や、”できないところ”ばかり目についてしまい、褒めることが難しいという親御さんも多いようです。

しかし、人には承認欲求があり、特に、多くのお子さんが、「親から褒められたい」そう思っています。それなのに怒ってばかりで一切褒めてくれないと、なかなか「自己肯定感」が上がらず、自信もてない子になってしまうでしょう。

お子さんのことを沢山褒めてあげることで自己肯定感が高まり、自信がつき、今後物事に前向きに挑戦する子になっていくはずです。褒める時のコツは、「結果ではなく、その過程を褒める」ようにするのがポイントです。

例えば「テストで80点とれてすごいね!」と言っても、子供からすると、結果しか見られてないと思ってしまいます。それを、「毎日勉強してたね。よく頑張ったね」といったように、それまでの頑張りや、努力を評価してあげることで、「自分の頑張りをちゃんと見てくれてる」という安心感につながり、自己肯定感も高くなります。お子さんは「もっと頑張ろう」と、これまで以上にやる気になって頑張ってくれますよ。

親子だけで悩まない!第三者の活用法

1人で悩むお母さん

実は私の母親も学校の先生をしていましたし、祖父も学校の先生(最後は校長先生でした)をしていました。

ただ私の兄弟でもそうですが、親が子供に勉強を教えるのは難しいことが多いようです。

時々、すごく我慢強い性格のお父さん・お母さんがお子さんに優しく根気強く教えて上手くいってるという話を聞きますが、尊敬しかありません。

「普段の生活面などでも反抗期の子をフォローしてあげるのは大変なのに、勉強面までは出来ないよ…」というご家庭には次の2つを提案しています。

身近な大人に相談する

よく聞くのは、近くに少し年上の従兄・従姉がいて、時々勉強を教えてくれたり、テスト勉強のアドバイスをくれるっていうお話です。自分の親には弱みを見せにくくても、従兄・従姉のお兄ちゃん、お姉ちゃんには素直に分からないことを言えたり、学校生活などの悩みまで話せることも少なくありません。親とはまた違った視点で的確なアドバイスをもらえることもあります。

塾や家庭教師や習い事の活用

もちろん塾や家庭教師、習い事の先生に力を借りるのもすごく有効です。

私達がご家庭にお邪魔して体験を受けてもらったりすると、お子さんが最後に「頑張ってみる!」と言ったり、目を輝かせてやる気になっている姿を見て驚いたり、すごく喜んでくれる保護者の方が多いです。

あとで話を聞くと「実は来てもらう直前まで塾も家庭教師も嫌がってたのよ。」とか「普段、私たち親が同じこと何度も言ってるのに全然きかないのに、今日初めて聞いたみたいに素直にきいてたからビックリした。」という声をよく聞きます。

子供たちも実は「勉強このままではマズいよな…。」「この成績じゃ高校も行けないかもしれないな…。」って、不安になっていることがよくあります。

でもその時に素直に親御さんには相談できないのが反抗期!!
(私が見ていても特に自信がなくなってしまう子ほど素直に弱みを見せられないんです。)

同じ話でも相手によって素直に受け入れられるかどうか大きく変わるのもまた、この時期の特徴ではないでしょうか⁉

反抗期でお困りの保護者の方とお子さんの間に第3者が入ることで、逆にコミュニケーションが取りやすくなることもあるのです。

【実体験】反抗期のお子さんが勉強するようになった方法

ここでは家庭教師のえーるの生徒さんで実際に反抗期のお子さんが実際に勉強するようになった経緯などをご紹介したいと思います。

S君(大阪市在住、中学3年生の男の子)の場合

大阪市城東区に住んでいる中学3年生のS君の場合です。

S君のお母さんからの相談

最初のお電話で相談される。

中学校に入学してずっと個別指導塾には行ってたけど、塾に行ってるだけになり、家にいる時はゲームばかり。部屋に入ってもスマホばかり触って全然勉強しないので成績がみるみる下がってしまった。

成績も悪いしゲームやYouTubeをダラダラ観てるのを見かねて「勉強大丈夫なん!?」って声をかけたら「分かってるわ!」とか「うるさいな、ほっといてくれ!!」と逆に怒り出すことも。知り合いからえーるのことを勧められてたけど、本人が勉強のことに口出しされるのをすごく嫌がるから様子を見ていたけど、このままの成績じゃ心配だから…とのこと。

S君が勉強しなくなった理由

体験授業でお邪魔してS君本人からも今の状況を聞いてみました。

お電話ではお母さんが「反抗期だからすごく先生に失礼な態度を取ってしまうかもしれませんが…。」と心配されていましたが、最初は緊張からか話しにくそうでしたが、慣れてくると素直でよく笑う明るい子でした。

バレー部で頑張っていて友達にも恵まれているみたいで学校生活は楽しそうでした。

個別指導塾に行くのは本当は嫌だったけど、親が強く勧めたので行き始めたそうです(このころはそこまで反抗期も無かったみたいですね。)

でも最初は良かった成績もどんどん下がり、テスト前に勉強したのに結果が出ない事が続いて、どうしたらイイか分からなくなり諦めてしまったようでした。

私達でもそうですが、結果が出ない事ってなかなか続かないですよね。

例えばダイエットをするために運動を始めたけどすぐに結果も出ないし、続けられなくてやめてしまった経験などお持ちの方も多いと思います。

S君も テスト前は一応自分なりに、夜遅くまで詰め込み勉強を頑張ってみたりしたそうです。ただその割に結果が出なくてガッカリ。 さらに追い打ちでお母さんからは「全然勉強してないからや!」と怒られて…。

そういう失敗経験を積み重ねてしまうと、自信も無くなって勉強から目を背けてしまうようになってしまいますよね。

でも本人も本当は「もっと良い点数を取りたい」とか「せめて平均点くらいは取りたいな。」という気持ちはありました。でもどうしたらイイのか分からずズルズルと日々を過ごしてきたそうです。

だから家庭教師の話を聞いた時に「家庭教師をやってみたい!」と言ったんだと思うし、親には反抗的な態度していても、実は少しは響いていたのかもしれませんね。

S君が勉強するようになるまでの過程

S君を担当する為に選んだのは大学1回生のアツシ先生です。

アツシ先生は中学・高校でサッカーをやっていて大学でもサッカーサークルに入っているスポーツマン。

家庭教師として生徒を教えるのは初めてでしたが、クラスメイトや弟さんにテスト前などに教えたりしていたそうです。

S君は初回の指導でアツシ先生のことをすごく気に入って「明るくて何でも話せそうだし、優しそうで安心した。」って喜んでくれていたそう。

家庭教師を始めてすぐの時はS君も緊張感もあり、先生が出した宿題も頑張ってしていたのでお母さんも喜んでくれましたが、慣れてきた2か月くらいになると、クラブの試合などとも重なり、家で勉強しない日々に逆戻りしたこともあったそうです。

その時も先生とお母さんで話して、本人にあまり「勉強しなさい!」とは言わずに、逆に「アツシ先生が『最近は英語をすごく頑張っている』って褒めてたよ。」とか、さり気なく伝えてもらったり。アツシ先生も、繰り返し毎日やることを細かく指示してあげたりしながら、少しずつですがやれることが増えていったそうです。

「テスト結果だけでなくて、毎週の勉強の過程を細かく見てもらえたり、先生がちゃんと認めてくれるおかげで、本人の自信になったんじゃないかな。」と。少しずつですが、言わなくても自分から机に向かえるようになったことをお母さんはとても喜んでくれていました。

受験まで10か月くらいしかなかったのですが、苦手な英語も倍以上の点数になったし、数学は平均点以上の点数も取れるようになったので、本人も自信をもって高校受験に向かえたことが良かったとも。

さすがに高校受験は不安もあったみたいですが、結果は見事第1志望に合格!!

高校生になった今でも「アツシ先生が来れる間は絶対に家庭教師を続けたい!」と頑張ってくれています。

Aちゃん(大津市在住、中学2年生の女の子)の場合

大津市に住んでいる中学2年生のAちゃんの場合。

Aちゃんのお母さんからの相談

小学校高学年から近所の小さな学習教室にお世話になっていた。

小学校のころから多少は「あれ、反抗期かな!?」ってことはあったけど、その時はそこまで気にはならなかったんです。

中学に入って吹奏楽部に入り、学校の先生や顧問の先生からは「すごく真面目で良い子」と評価されているけど家では結構、何を言っても反抗的な態度ばかり…。

機嫌が良い時は少しは話すこともあるそうですが、機嫌が悪い時は何を言っても反応が無くなるそうです(^-^;

勉強面では中学1年生の2学期くらいから徐々にテストの点数が下がってしまっていて、前は分からない時には質問もしてきたけど最近は質問しなくなってきた。

だからといって分かっているという訳じゃなく、テストの点数はドンドン悪化しているから、テスト前に「一緒に勉強しよう!」って言って教えても「説明が分からん!!」ってぶっきらぼうに言って怒り出す始末。

お母さんも困ってしまって、結局ちゃんと教えられなかったそう。

実は、お父さんが「じゃあ、俺が教えてやる!」って張りきってたんですが、本人が「お父さんは絶対イヤ!!」って断固拒否した経緯があったそうです…。

そういう中で、上の高校生のお兄ちゃんの時に検討していたという家庭教師をAちゃんにと思い、「一度家庭教師の体験を受けさせたい」とお電話いただきました。

Aちゃんが勉強しなくなった時期

早速お邪魔してAちゃんとも話をすると、今の学習教室に対して不安に思っていたそうで、家庭教師をやっていくことにすごく前向きな返事でした。

詳しく話を聞くと「小学校までは学校の授業を聞いて毎日宿題をやっていればそれで問題もなかったし、学習教室の勉強で算数と国語を少し先取りしていたから自信も持ってた。」とのこと。

でも中学に入ってから学校からは毎日宿題が出なくて、家では学習教室の宿題だけをやる生活。最初はテストの結果が良かった時もあったけど、テスト前に勉強を頑張っても結果が悪かったから泣いてしまうこともあったり。

でも学生時代勉強ができたというお父さんからは「勉強してないからや!」「授業ちゃんと聞いてたら出来るやろ!?」と頭ごなしに言われてすっかり自信を無くしてしまい「どうせ私はやっても出来へん…」と言うようになったそうです。

最近では、お母さんが勉強のことを心配して色々と聞いても返事をしてくれなくなったそうです…。

Aちゃんが勉強するまでの過程

そんな話を聞いて、今のAちゃんの状況を考えて少しでも続けていける様な勉強のやり方をアドバイスしたり、家庭教師の指導の仕方や、勉強の進め方などを説明しました。Aちゃんは「家庭教師の先生に来てもらいたい」と、言ってくれたので一緒に勉強していくことになりました。

Aちゃんに紹介したのはモエ先生という大学2回生。中学の時は卓球部で頑張っていた女性の先生です。

すごくほんわかして柔らかい雰囲気の先生で、Aちゃんは「質問しやすいし、分からない所をわかりやすく説明してくれる。」ってお母さんに話していたそうです。

Aちゃんは、言われたことはやれるタイプらしく学校の提出物も完璧ですが、自分がどこがわからないかわかっていないのが弱点。学習教室で習った範囲も、その時は理解できたと自信満々で帰ってくるみたいですが、テストになると出来ないというのが続き自信を無くすという悪循環。

「テストになると出来ない子」必見!原因と解決策とは?

モエ先生は夏休み前からの指導だったので、夏休みは思い切って小学校の復習から始めて、中学1年生、中学2年生と、これまで習った範囲までの総復習を、数学に絞って一緒にしてくれました。

「Aちゃんは学習教室に通っていたおかげで、小学校の範囲でも計算は得意でした。ただ、学習教室では習っていない文章問題や図形といった考える問題はすごく苦手だったんです。ちゃんと意味を理解しないまま何となく解いてしまうタイプ。でも、小学校の文章問題の段階で考えてしっかり解けるようになっておかないと、中学の、文字なども入り、さらに複雑になってくる問題になったらもっと解けなくなってしまうと思ったので、そこにすごく時間をかけて教えていったんです。」と話してくれました。

最初はAちゃんは、家庭教師の指導にも慣れていないし勉強の仕方を教えてもらってもすぐにはモノに出来なかったみたいです。ですが、時間はかかったものの少しずつ慣れてきて、一人の時間にも先生と一緒に解いた問題の類題などが解けるようになってきて確実に基礎を固めることに成功したようです。

夏休み明けのテストでは、20点アップという目標には全然届かず、8点しか上がらなかったですが、それでもモエ先生がすごく喜んでくれたのと、夏休みに頑張っていたことをお母さんが褒めてくれたことがAちゃんにとっては何より嬉しかったみたいです。

夏休みには数学を中心にしたので、夏休み明けの授業からは5教科全体の授業に合わせた勉強法を毎回教えて、本人のやり易い形を色々相談しながらすすめました。数学だけでなく、バランスよく勉強することで、理科や社会などの点数も上がってきたので本人もやっと手ごたえを感じたそうです。

ただ、英語や国語が上がったと思ったらまた下がってしまったりと波はあったものの、中学3年生になり受けたテストでは、前回全教科の合計で209点だったのが321点まで上がり「今年の夏休みは受験もあるし、昨年以上に英語や数学の弱点を中心に復習したい!」と張り切ってくれていました。

お父さんに対しては相変わらず厳しい態度をとっているようですが、お母さんは、「勉強面での衝突が減ったので、かなり気持ちが楽になった」と喜んでくれていました。

まとめ

反抗期で勉強しないお子さんには「理解してもらえる安心感」を与えることと、「命令や押し付けにならない伝え方」が重要です。また、親子だけで無理に解決しようとせず、積極的に第3者の力を借りることで、お子さん自身が前向きに取り組める環境を作ることができます。

家庭教師のえーるでお手伝いできること

「中学時代に勉強で悩んだ経験があって、子供の気持ちを理解してくれる!苦手な勉強を一緒になって応援してくれる!子供の気持ちを理解してくれる!苦手な勉強を一緒になって応援してくれる!」

もし、このような存在の人が身近にいてくれたらどうでしょう?お子さんも心強く、勉強へ向かう意識も変わってくるのではないでしょうか?反抗期で親の言うことを聞かなかったお子さんも、第三者から言われると意外と素直に受け入れるものですよね。

お母さんとお子さんとの架け橋になって、勉強のやる気を引き出していきます!

えーるの家庭教師の先生はほとんどが大学生です。

お子さんよりも少しだけ年齢が上の大学生のお兄さん、お姉さんがお子さんと同じ目線になりながら丁寧に勉強を教えます。
自分も反抗期を経験して、子供さんの気持ちも理解しながら、悩みを聞いて引っ張っていくことができますよ。

そんな家庭教師の先生は、親には言えないような勉強以外のお悩みなも相談できる存在として沢山のご家庭から喜んでもらっています。

さらに!

家庭教師の先生と仲良くなると「勉強で苦労した話」「勉強してよかったこと」「充実した高校・大学生活」といった経験談などもしてくれるため、自分の未来のイメージがしやすくなるという声も多数いただいています。

家庭教師の先生はお子さんにとって身近な「目標」になりやすく勉強のモチベーションUPにもつながります! 

「私がいくら言っても聞かないのに先生からだと素直にきくみたい」「先生に来てもらってから親子の関係が良くなりました」多くの方からこのように言っていただいています。

このように、大学生の先生がお母さんに代わってお子さんのやる気を引き出したり学力UPのお手伝いをしていきます。

「確かに親子だと難しいし家庭教師って良さそうね。でも、うちの子以前塾に行かせた時、家で勉強しなくて伸びなかったからそこが気になるかも…」

このような心配のある方もご安心ください!

私達えーるは、まずお子さんが家だと勉強しない(できない)原因から解決していきます。

私達は25年で10,850人以上のお悩みを解決してきましたが、子供が勉強しない原因の第一位は、勉強のやり方が分からない なんです。

実際えーるには

塾に行く時だけの勉強になって成績が伸びてない。
うちの子家だと全然しなくて困ってる。

このようなお悩み相談が多く寄せられます。

たとえ、どんなに有名な塾に通ったとしても、相性ピッタリの家庭教師が教えたとしても、一人の時にも勉強できないと成績が上がらないんです。


そこで、私達えーるでは、まず勉強のやり方から教えます。

さらに、学習計画も一緒に立てていき、家庭教師がペースメーカーとなってお子さんの家庭学習をサポートしていきます。

お子さんが一人の時も、家庭教師の先生と一緒に立てた学習計画を見れば「いつ」「何を」「どれだけ」すればいいかが一目瞭然なのでい一人でも勉強がはかどると好評なんです。

もちろんわからない問題にはチェックを入れてもらい、次の指導日に先生がわかるまでじっくり教えてお子さんの苦手を確実に減らしていきます。

お子さんが勉強のやり方がつかめて起きてくる変化とは…

「わかる」「できる」の積み重ねにより自信がつく!
「もう少しやってみよう」と前向きになり意欲が湧いてくる!
「人に言われたからする」ではなくて「自分から動ける子」になる!!

このように私達家庭教師のえーるは、お子さんの自信・意欲・自立を育てていく応援団なんです。

ぜひ!この機会に私達にお悩み解決するお手伝いをさせてください!

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「高校なんか行かない」、って言ってた子が「高校に行く」と言いだした♬

以前は自分より点数低い子のことばかり言ってたけど、自分より上の子を意識するようになった

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最後になりましたが、ここまでお読みいただき「もう少し詳しく知りたい」と思われましたら、ぜひ無料の体験授業をお試しください。家庭教師をやる・やらないにかかわらず反抗期のお子さんの”やる気”を引出し、勉強へのキッカケづくりとして活用していただけると嬉しいです。

えーるではこういったお子さんにも根気よく指導しています。

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反抗挑戦性障害(ODD)と素行障害(行為障害)

反抗挑戦性障害(ODD)

反抗挑戦性障害とは・・・子どもから大人になる時には誰でも反抗する時期がありますが、そんな一般的な反抗期の度合を超えた行動を起こすことを反抗挑戦性障害と言います(反抗挑発症とも言います)年齢は特に10歳未満の子に多くみられます。

特徴

  • 怒りやすく、すぐイライラしたりかんしゃくを起こす
  • 人の発言に過敏に反応しやすく、大人への挑発的な言動や攻撃的な態度をとる
  • 失敗を人のせいにする
  • 意地が悪くて、執念深く昔のことをずっと根にもつ

これらの症状が半年以上続くと反抗挑戦障害の可能性があります。

原因

感情のコントロールが苦手な気質。養育者がよく代わる。ネグレクトなどの養育環境などが発症の原因だと言われています。

素行障害(行為障害)

素行障害とは・・・反抗挑戦性障害のような「怒りやすい」「イライラしやすい」といった感情的な症状に比べて、素行障害の場合は暴力的だったり、放火をするといった残虐行為を行うのが特徴です。反抗挑戦性障害にしても素行障害にしても「秩序やルールを乱すことや自分で感情をコントロールするのが苦手」といったことが共通しているようです。

特徴

  • 暴力をふるう 動物虐待 いじめ(ネット含む)
  • 放火 器物損壊
  • 嘘をつく 万引き 詐欺行為をする
  • 夜中の無断外出 無断外泊 学校を無断で休む 校則を破る

このような行動が1年以上続く場合、素行障害を診断されることがあるようです。素行障害の人は人の気持ちや感情を考えることが苦手みたいです。

原因

知的能力や言語性IQが低く、感情の調整ができない気質。あるいは養育者がよく代わる。親(養育者)からの身体的または性的な虐待を受けた。ネグレクトなどが原因と言われています。また、両親が素行障害の子どもは素行障害になるリスクが高くなるようです。

まとめ 

反抗挑戦性障害も素行障害も、先天的な要素の場合もあるようですが、親の躾や育て方などによって症状を緩和することができるかもしれません。

子どものことを一方的に非難したり、無理に押さえつけようとするとますます反抗的になって逆効果になる場合があります。あくまでもそんなお子さんには親は感情的になったり攻撃的にならない事。子どもの問題点を冷静に、優しく気づかせてあげましょう。そして、子どもが正しい行為をした時には思いっきり褒めてあげ、自己肯定感を高めてあげるのも有効かもしれません。

そのために、日頃からできるだけお子さんと向き合う時間をつくってあげて話し合うことが大切ではないでしょうか。

反抗挑戦性障害Wikipedia 素行障害Wikipedia 参照

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