こんにちは!勉強が苦手な子専門の家庭教師えーるです。
不登校の子どもが勉強せず、将来が不安です…
学校の授業に追いつく方法や親にできることはありますか?
最近えーるにも、不登校のお子さんのご相談がかなり増加しています。いつ登校できるのか、高校への進学はできるのかなど、将来の不安やストレスもたまることとお察しします。
不登校のお子さんへの対応はたくさんありますので、まずはご安心ください。
本記事では不登校のお子さんへの勉強に関する対処法についてお話します。お子さんに合いそうな方法を試してみてください。
- 不登校の子が勉強しない3つの理由
- 学校の授業に追いつくための勉強のポイント
- 学校に行かずに実践できる6つの勉強方法
保護者さまの不安が少しでも軽くなると嬉しいです。
私達、家庭教師えーるは、25年間の指導の中で10,850人の小・中・高校生の生徒さんに勉強のやり方を指導してきました。えーるは勉強が苦手だったり、不登校や学習障害のお子さんや保護者さまのお悩み相談を無料で行っています。どうぞ何でもお気軽にご相談ください。
不登校の子どもが勉強しない3つの理由
そもそも、不登校の子はなぜ勉強を避ける傾向にあるのでしょうか?
お子さんが勉強しない理由は主に3つあります。
理由1:心が疲れている
不登校になる子どもは、学校で傷つき心身ともに疲れていることもよくあります。
心も体も傷つき疲れきっている子どもは、勉強しようにも、エネルギーがわかないのです。勉強ができるようになるためには、お子さんを十分に休ませることが大切です。
お子さんが家で休んだり好きなことをしたりして過ごすのを見守り、まずは居心地のいい環境作りを心がけましょう。
理由2:勉強する理由がない
不登校の間は、勉強する理由がありません。
学校に行けば「宿題がある」「先生に叱られる」「勉強できないと友だちに笑われる」など、勉強する理由ができます。ところが、不登校の間は勉強する必要性を感じられず、全く勉強しなくなるお子さんも少なくありません。
もちろん、義務教育で学ぶ内容は周りの反応とは関係なく身につけておくべきことですが、子どもにとって勉強の意味を見いだすことは難しいことなんです。
勉強する理由を一緒に考えてあげることが大切です
理由3:やる気はあるが、勉強法がわからない
不登校の子の中には、勉強しようにも「何から勉強すればいいかわからない」「やり方がわからないので、思うように進まずイライラして勉強をやめてしまう」などといったお悩みも少なくありません。
私たちも「ダイエットしたいから、運動をしないと…」「食事制限をしないといけない」ということは分かっていますが、正しい方法が分からないと頑張れないことがありますよね?
そのため、一人で勉強できない子には、まずは「その子に合った正しい勉強のやり方」を教えるてあげることが大切です。
不登校の子は学校の授業に追いつける?
お子さんの学習状況にもよりますが、小学生・中学生の場合、学校の授業に追いつくことは難しくありません。
不登校になると、やる気がなくなり学習意欲も低下する傾向にあります。まずは勉強より「心のサポート」が大切になります。
学校の授業速度はそこまで速くない!
実は、学校の授業速度はそこまで速くないんです。
学校の授業では、教科書の内容がなるべく全員に伝わるよう先生はゆっくり授業を進めます。
この記事を読んでる保護者さまも、テストや成績には関係ない内容も勉強していた記憶があるのではないでしょうか?
事実、学校に行かせることが成績UPにつながるとは限りません。焦って学校に行かせようとすると、かえってお子さんの精神的な負担になることもあります。
まずはお子さんの気持ちを最優先に、見守ってあげましょう。
まずは心の問題を解決する
不登校のお子さんは、学校に行かないことで焦りや引け目を感じていたり、自分はだめな存在だと思い込んだりしてしまうことがよくあります。
特に小・中学生の多感な時期は、周りから見たら「しょうもないようなこと」だったとしても本人にとってはストレスになっていることも多いんです。
そして、不登校の子はみんなすんなり勉強を始められるというわけではありません。家族以外の他人に自分を見せることに抵抗がある子だっています。
周りの大人は、お子さんに小さな成功体験を積み重ねてもらい、ちょっとずつ自信を取り戻せるようサポートしてあげることが大切です。
心の安定は、勉強のやる気につながります。
勉強は子どもの選択肢を広げる
「なぜ勉強するのか?」は永遠のテーマで、勉強に価値を感じられず身が入らないお子さんも多いようです。
勉強する一番の理由は、やはりお子さんの将来の選択肢が広がることです。
勉強の遅れを取り戻すことで、高校、大学に進むことができます。
ほとんどのお子さんは、将来何になりたいか、何をやりたいのか、決まっていない状態です。実際に大学生、社会人になって初めて本当に自分がやりたいことに気づけたのではないでしょうか?
最近はYouTuberやインスタグラマーなど、学歴を必要としない魅力的な仕事もありふれています。しかし、就職するにはやはり「高校卒業」「大学卒業」の学歴を重視してる会社も多いのが現状です。
そのため、勉強はお子さんの将来の選択肢を広げるといえます。
勉強の遅れを取り戻すための3つのポイント
不登校になり勉強に遅れてしまうと、「追いつけるのか?」「入試に間に合うのか?」と不安になると思います。
先ほどお話ししたように、小・中学校の授業速度はあまり速くありません。
遅れを取り戻すためのポイントをおさえて、効率よく授業に追いつきましょう。
①全部やろうはNG!テスト対策を重視
遅れた勉強に追いつくために一番有効なのは、テストの対策を意識して勉強することです。
この記事を読んでいるあなたが今一番求めていることは、高校や何らかの試験で合格することではないでしょうか?
実は、全部やろうとしないというのが大切なポイントで、テスト範囲や受験する学校に特化した勉強を行うことで、効率よく成績を上げることができます。
点数が取れればお子さんの自信につながり、更なる勉強のやる気につながります。
真面目なお子さんや、完璧主義者の方は「1から全部やろう…」としてしまいがちですが、実は楽をすることも1つの戦略であることを覚えておきましょう。
②単元同士の繋がりを重視して進める
不登校の生徒さんが、苦手になりやすい教科はズバリ数学と英語です。
数学と英語が苦手な子が多い理由は、単元同士のつながりがあるからです。1つ前の段階でつまずいてしまうと、さらに前の段階からやり直す必要があります。
例えば、数学で長方形の図形の面積を求める場合、三角形の面積の公式を覚えることで答えを出すことができます。しかし、掛け算がわからなければ公式が分かっていても面積を求めることができないのです。
このように、単元のつながりのある教科は一度つまずいてしまうとさらに次々とつまずいてしまい、点数に差が出やすい傾向があります。
逆に基礎をしっかりと押さえていれば、次々と問題が解け「楽しい!」に変わり、点数が伸びやすい教科でもあります。
③まずは短時間学習から始める
成績を上げるために、一番重要なことは継続して勉強することです。
どんなに良い教材、どんなに良い先生をつけていたとしても、お子さんのやる気がない場合は成績は上がりづらいですよね。
ここで重要なのは、ハードルの低い簡単なゴールを作って小さな達成感を感じさせてあげることです。
まずは、10分・15分の勉強からスタートしてみましょう。1問だけ解いてみると言うのも良いですね。達成できたら、しっかりと褒めてあげることを忘れずに!
毎日続けることで勉強することが習慣になり、小さな達成を毎日繰り返すことで自信に繋がります。自信がついてきたら、少しずつ時間を伸ばしても問題ないでしょう。
学校に行かずに実践できる5つの勉強法
最後に、不登校のお子さんが勉強できるようになる方法や環境を5つご紹介します。
お子さんの性格や状況によって適切な勉強法は変わってきます。メリット・デメリットを把握していろいろ試してみましょう。
①自主学習
学校の勉強に遅れないためには、学校の教科書や市販の参考書、問題集を使って自宅で勉強する方法があります。
メリットは、集団生活や対人関係に悩むことなく自分のペースで学習でき、費用が抑えられる点です。
最近はYouTubeなど無料で質の高い学習動画が投稿されており、好きな動画を自分のペースで視聴できるので、始めやすい勉強法です。
その反面、「どこからやればいいかわからない」「孤独感からやる気が出ない」など、モチベーションの維持や、勉強の優先順位などを自分で決める必要があるので、勉強が苦手な子にとっては難しい方法となります。
②家庭教師・オンライン家庭教師
「集団行動が苦手」「勉強が苦手・嫌い」「なるべく家で勉強したい」お子さんにおすすめです。
家庭教師の指導法は主に次の2パターンがあります。
- 自宅でマンツーマンで教えてもらう方法
- Zoomなどを使って、オンラインで教えてもらう方法
1対1で指導してもらえるので、お子さんのペースで無駄なく効率よく成績を上げられます。人と人との付き合いということもあり、勉強以外の相談相手にもなってくれることもあるので心強いです。
一方、ほかの方法と比べて費用が高くなってしまう点には注意が必要です。
③通信教育
指定の教材と添削指導を中心とした勉強方法で、スマートフォンやタブレットから気軽に学習できます。
しかし、サービスによっては質問にすぐに答えてもらえないというデメリットがあります。
勉強が苦手な子や習慣がついてない子は教材がどんどんたまって負担になってしまう場合も多いようです。そのため、続かなそうであればたまる前に解約できるような教材を選ぶことをおすすめします。
自主学習と同様、自分で勉強できる子におすすめの方法です。
④学習塾
個別指導塾でマンツーマンで指導するケースと、2~3人の少人数で指導するケースがあります。
大人数で授業を受ける集団学習塾は、学校に似ているため抵抗がある生徒さんが多いようです。
個別指導塾の中には、不登校の生徒へ配慮してくれるところも多く、自宅とは異なる環境に身を置くことが気分転換になり不登校改善につながることもあります。
ただ、学校の近くの塾だと同級生と顔を合わせる可能性もあるため配慮が必要で、なかなか続かない生徒さんも多いようです。
⑤フリースクール・適応指導教室(教育支援センター)
どちらも不登校に悩む生徒をサポートするための施設で、集団で授業を受けたりスポーツやゲームなどのレクリエーションをしたりとさまざまな活動を行います。
そのため、「友達が欲しい」「刺激が欲しい」お子さんにおすすめの施設です。また、同じ悩みを抱える同年代の友達ができることもあります。
逆に、人間関係に抵抗がある人には負担になる可能性があるため注意が必要です。
まとめ:授業に追いつくためには、お子さんに合う勉強法を見つけよう
繰り返しにはなりますが、全部やろうとすると膨大な時間が必要になります。
そのため、テスト対策に特化した勉強を行うことで成績を上げるための近道になります。それはお子様の自信にもつながります。
何から手をつければいいかわからない、わからない事が多くなかなか勉強が進まない場合は、すぐに教えてくれる先生をつけてもらうのもいいでしょう。
わからなかった問題が解けるようになると勉強が楽しくなるものです。
試してみることで、向き・不向きが分かってきます。まずはなにか一つ始めてみてはいかがでしょうか。
本記事を通して、あなたの大切なお子さんが遅れた勉強に追いつくきっかけになれば幸いです。
私たち家庭教師のえーるにできること
こんにちは!家庭教師のえーる代表の坪井です。
不登校は、お子さんだけでなく保護者さんもとてもおつらいですよね。
私たちは、これまで25年で10,850人のお子さんの勉強に関するお悩みを解決してきました。不登校で悩んでいるお子さん・お母さんの力になれるよう、全力でサポートいたします。お気軽にご相談ください。
不登校になり家族や学校の担任の先生以外との接触が減ってしまい、孤独を感じながらも誰にも悩みを相談できずに毎日を過ごしているお子さんはたくさんいます。
私たち家庭教師のえーるは、お子さんと年齢が近い大学生が「お子さんにとって強い味方のお兄さん・お姉さん」として、心の支えになり全力でサポートいたします。
学校を休みがちのお子さんには、家庭教師が学校の先生の代わりになり、教科書のポイントや例題などを使って丁寧に解き方から教えます。
「できるようになって嬉しい!」という気持ちの積み重ねを増やしてあげることによって、不安を前向きな気持ちに変えることが私たちの役目です。
「子供が毎週先生と会えることを楽しみにしています」
「話しやすい先生なので子どもが喜んでます」
「同じ悩みを乗り越えてきた大学生の先輩なので相談しやすいです」
ありがたいことに、家庭教師のえーるにはこんな嬉しいお言葉をたくさんいただいています。
これからも、『勉強がわかる楽しさ』を教えてお子さんの笑顔を守る!という思いでこれからも活動していきます。
些細なことでもお気軽にご相談くださいね。
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